2008年05月14日 更新
【国内男子】遼クン「日本プロ」開幕前にジャンボの技盗む!

見通しがいい証拠? 練習ラウンドの合間に距離計をのぞく石川遼(撮影・北野浩之)
男子ゴルフの今季公式戦初戦「日本プロゴルフ選手権」(群馬・レーサムゴルフ&スパリゾート、7127ヤード=パー72)が15日に開幕。プロ転向後、初の公式戦に臨む石川遼(16)は14日、今大会最多の6度の優勝を誇る尾崎将司(61)らと練習ラウンドを行い、理想のアイアンショットを目に焼き付けて本番に挑む。予選ラウンドの組み合わせが発表され、石川は近藤智弘(30)、中島雅生(28)と同組でプレーすることになった。
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貪欲(どんよく)に「師匠」の技術を盗み取る。13日、インの9ホールを単独で回った遼クンが14日の練習ラウンドに胸を躍らせた。
「試合並みに緊張しますね。試合ではなく、練習ラウンドでプレーを見られるのはとても勉強になる。頭の中に入れるべきことは、しっかり入れておきたいです」
同伴競技者は豪華けんらんだ。大会最多の6度の優勝を誇るジャンボ尾崎、2度優勝の尾崎健夫(54)に、元祖怪物の川岸良兼(41)。中でも、今季開幕前にたびたび指導を受けるなど、師と仰ぐジャンボとの練習ラウンドは待望久しいものだった。
「アイアンの球筋を見てみたい。ジャンボさんの言う理想のフェードですね。インパクトでのクラブの入り方、バックスイング、フォロー…。すべてを勉強したいです」
2週前の「中日クラウンズ」で初めて同組でプレーしたが、真剣勝負の場で相手のプレーを観察する余裕などあるはずもない。トーナメントコースで行う練習ラウンドこそが、これ以上ない勉強の場になる。ジャンボの助言の下、取り組み始めたフェードボール。貪欲な16歳は、最高の見本を目の当たりにして、自分のものにするつもりだ。
「中日クラウンズ」でのわだかまりも解けた。ジャンボのマーカーだった遼クンは、2日目にスコアの誤記入に気付かず、ジャンボを過少申告で失格させてしまった。しかしその後、電話で話した際に「『気にするな』と言っていただいた」と笑顔。ジャンボの技を盗み、翌日に迫った今季最初の大一番に結びつけるつもりだ。
(片倉尚文)
★ボールは日替わり
ボール使用契約を結んでいない遼クンは、日替わりで違うボールを使用することを検討している。現在、練習で試しているのは5社6種類のボール。今季2戦目の「つるやオープン」では予選2日間をタイトリスト、3日目をSRIスポーツ、最終日をブリヂストンスポーツと使い分けている。「まだ決めかねています。多分ボクとキャディー(加藤大幸さん)の気分で決めると思います」と屈託がなかった。
◆中嶋常幸の長男で昨年のプロテストにトップ合格した中島雅生は遼クンと同組に
「なんで僕なんですかね。近藤さんは中日クラウンズで勝っているし、遼クンは大注目ですから…。2人の足を引っ張らないように頑張りたい」
◆前年大会覇者の伊沢利光
「ラフが思ったよりも伸びていないかな。優勝スコアはたぶん10アンダーぐらい。頑張りますよ」
◆熱発のため、2週間前から休んでいた谷口徹
「病み上がりなので、とにかく優勝よりもいい位置でフィニッシュすることだね。全米オープンまでに調子をあげていきたい」
◆今季すでに1勝をあげている宮本勝昌
「ラフがあまり長くなくて日本プロらしくないね。スコアは出るんじゃないですか」
★前夜祭に出席…マスターズVまで“結婚封印”宣言
遼クンは13日夜、高崎市内の結婚式場で行われた大会の前夜祭に出席。まるで結婚式の出席者のような白のシャツに紺のブレザー、黒のパンツ姿で登場したが、自らの結婚については「目標を達成するまでしません」と、目標のマスターズ優勝まで“結婚封印”宣言。それでも「本当は早く結婚したいんですけどね」とポツリ。なお、チャリティーオークションでは遼クンのサイン入りポロシャツなどが入った福袋が、破格の26万円で落札された。








◆遼クンと4度目の同組対決となる近藤智弘
「何を基準に組み合わせているか分からないですけど、(同組が)多くないですか? まあ、いいんですけど、頑張ります」