2008年05月13日 更新
【国内男子】史上最年少プロ日本一へ!遼クン「何かが起きそう」


〔上〕さわやかな笑顔でクラブを手にする遼クン。公式戦にも気負いはない(撮影・北野浩之)〔下〕ところが、9Iはフェース面が傷だらけで、触るとへこみが分かるほど。練習の成果だ
何かが起きそう!? 男子プロゴルフの今季公式戦初戦となる「日本プロゴルフ選手権」が15日から4日間、群馬・レーサムゴルフ&スパリゾート(7127ヤード、パー72)で開催される。プロ転向後、初のビッグトーナメントに挑む石川遼(16)=パナソニック=は12日に会場入り。早速、新品のアイアンを持って練習場で打ち込みを行った。公式戦史上最年少優勝を目指す。
◇
肌寒さの中でも遼クンは元気いっぱい。それもそのはず、“第六感”がうずいた。
「コースは1回しか回っていませんが6アンダーが出て、8バーディーも取れたので、平凡なスコアじゃなく何かが起きそう」
プロとして初めて臨む公式戦。6日には練習ラウンドを行ったが、6アンダー66で回ってみせた。コースセッティングも本番とは違い、まだ整っていなかったが、それでも好スコアに自然と顔がほころんだ。
コースに入るときも表情は明るい。さらに、キャディーバッグに入りきらないほど多くのアイアンを持ち込み、用具契約するヨネックス社の試作品を試した。「ちょっと(ボールの)つかまりがよくなかったので」と今大会での使用は見送ったものの、その代わりに今までと同じタイプの新品にアイアンを1セットまるまる交換した。
「気分転換に替えました。寿命もきていた。よく使う9Iだけ、(フェース面の)溝が傷ついていた」
昨年7月から使い続けてきたフェース面の溝はすり減り、傷も付いた。打球痕部分は触るとへこんでいるほど。愛着があるクラブを使い続け、約10カ月でどれだけ練習を積んできたかの証でもある。
先々週の中日クラウンズは1月のプロ転向後、初の予選落ち。それもあってか、初となる公式戦について「(タイトルを)獲りたい気持ちは、今は特にない。いずれ、タイガー(ウッズ)のように『グランドスラムを獲る』と言えるようになりたいです」と謙虚に話した。
しかし、コースへの手応えは十分。史上最年少のプロ日本一へ、何かを起こしてくれそうだ。
(稲垣博昭)
★遼TALK
−−練習ラウンドをしなかった
「昨日(11日)、熟睡して体がなまっていた。午後から練習ラウンドを予定していましたが、焦って練習してもしようがないからやめました」
−−以前にコースを回ったときは
「1回しか回っていませんが、6アンダーが出て8バーディーも取れたので、平凡なスコアじゃなく何かが起きそう」
−−アイアンを替えた
「気分転換に替えました。今までのを新品にしただけです。寿命もきていた。よく使う9Iだけ、(フェース面の)溝が傷ついていた」
−−プロとして初の公式戦になるが
「『日本プロ』はプロしか出られないので、ジュニアの時は関係ないと思っていました。16歳で出ることになって不思議です」
−−ファンクラブができたが
「有料なのに、そこまで応援してくれる人がいて。特別にしてあげられることはないですが、うれしいですし、僕のファンがいるのが不思議だなと思います」
★ジャンボの誘い!14日練習ラウンド
遼くんが再び、師と仰ぐ尾崎将司とラウンドだ。大会前日14日に、ジャンボ、尾崎健夫と川岸良兼の『ジャンボ軍団』と練習ラウンドを予定していることが分かった。ジャンボが誘ったもの。2週前の「中日クラウンズ」では予選ラウンドを同組で回り、2日目にジャンボを過少申告で失格にさせて「僕が悪いんです」と恐縮していたが、罪ほろぼしにバッグでもかつぐ?
■日本プロゴルフ選手権
日本最古の大会で創設は1926(大正15)年。第1回の優勝者は宮本留吉。国内男子ツアー4大メジャー大会の1つ(他は日本ゴルフツアー選手権、日本オープン、日本シリーズ)で毎年開催地(都道府県)が異なる。優勝者には5年間のシード権が与えられる。最多優勝は尾崎将司の6度(71、74、89、91、93、96年)。
★遼クンも気になる?!ファンクラブ『R∞F』
遼クンが気になっているのが、ファンクラブ『R∞F(ルーフ)』だ。10日から公式サイト(http://fan.ryo−ishikawa.jp/)で会員登録を開始。「有料(年会費5000円)なのに、そこまで応援してくれる人がいて、うれしいです。僕のファンがいるのが不思議だなと思います」としみじみと語った。







