2008年05月01日 更新

【国内男子】遼クン、中嶋常幸以来パー4でアルバトロス狙う!

狙います! 遼クンは1番ホールの「1オン狙い」を宣言。その先に“快挙”がある(撮影・榎本雅弘)

狙います! 遼クンは1番ホールの「1オン狙い」を宣言。その先に“快挙”がある(撮影・榎本雅弘)

 10年ぶりの偉業に挑戦! 男子ゴルフ「中日クラウンズ」が、5月1日から4日間、愛知・名古屋GC和合C(6514ヤード、パー70)で開催される。30日、プロアマ戦に出場した石川遼(16)=パナソニック=は、98年に中嶋常幸(53)が達成した1番(368ヤード、パー4)での“アルバトロス”に強い意欲をみせた。

 ギャラリーを沸かせてみせる。遼クンが“快挙”への意欲をみせた。

 「可能性は0%ではないと思います。カップには届くホールだし、すべて(風向き、ピン位置)の偶然が重なれば…。ボク以外にもホールインワンが出るかもしれませんし、それがボクだったら最高です」

 舞台は1番(パー4)。第1打をグリーンに乗せるには、リスクを覚悟して左の林越えに挑戦するしかない。それでも、心は決まっている。まずは、1オンさせてのイーグル狙いが目標。そして、その先にある10年ぶりの「偉業」にも気持ちは向いている。

 98年大会。当時43歳の中嶋常幸が、このホールで“アルバトロス”を達成した。パー4のホールインワンは日本ツアー初の快挙で、その後は1度も出ていない。

 その偉業を「知りませんでした」という遼クンだが「(左林越えの)直線距離なら、300ヤードちょっとで届きますね」。ドライバーで会心のショットなら、グリーンに乗せる自信はある。

 98年大会時、グリーンは右サイドに設置されており、1オンに成功する選手も少なくなかった。それが01年に左サイドに移り、1オンに成功する選手は激減した。

 つまり、1オンは難しいホールだが「刻む気はありません」と言う。予選2日間は、尊敬するジャンボ(尾崎将司)と同組。自然とアドレナリンも高まる。

 「コースがボクの挑戦状を受けているような気がします」。これまで『エース』は未経験ながら、16歳は気合十分だ。

(冨士原憲昭)

■1番ホール(368ヤード、パー4)

 軽い打ち下ろしで、距離の短い左ドッグレッグ・ホール。男子プロのドライバー飛距離なら、第1打をグリーン近くまで運べる。ただ、強引に1オンを狙うとフェアウエー左サイドの林に入る危険性が高く、グリーン左手前にはバンカーが待ち構えている。このため、多くの選手は3W、4Wなどでフェアウエーキープに徹する。昨年大会4日間で「1オン」に成功したのは小山内護、鈴木亨の2人のみ。98年大会の第2日に中嶋常幸が「エース」(アルバトロス)を達成している。

■アルバトロス

 ホールの基準打数(パー)より3打少なくホールアウトすることをいう。通常は「パー5を2打」で上がることを指し、米国では「ダブルイーグル」ともいう。

★2度目の偉業にトミーは消極的

 98年大会で『アルバトロス』を達成した、中嶋常幸は「グリーンが(左に)移ったし、もう狙ったりはしないよ」と2度目の偉業には消極的だった。それでも「この大会は、まだ優勝していないからね。30、40代のお姉ちゃん(?)に『トミー、最高!』といわせるゴルフをしたいね」と、優勝への意欲は満々だ。

★ジャンボ、16歳&腰痛に負けん!

 予選2日間を遼クンと回る尾崎将司は、持病の腰痛を押してのラウンドになる。「体はダメだね。万全でないときに遼と回るのは残念。イヤなのはティーショットで置いていかれること、それが悩みの種だよ。飛距離にこだわりたいからね」。月に1度、腰に痛み止めのブロック注射を打っている状態だが、16歳には負けたくない。