2008年04月25日 更新

【国内男子】遼プロ、6ホール終えイーブン…日没サスペンデッド

サスペンデッドは“爆発”の予兆? 遼クンは第2日、計30ホールに挑む(撮影・榎本雅弘)

サスペンデッドは“爆発”の予兆? 遼クンは第2日、計30ホールに挑む(撮影・榎本雅弘)

 つるやオープン第1日(24日、兵庫・山の原GC山の原C、6770ヤード、パー71)悪天候の影響で日没サスペンデッドとなり、72人が第1ラウンドを完了できなかった。午後4時42分のスタートになった石川遼(16)=パナソニック=は6ホールを終えて1バーディー、1ボギーのイーブンパー。競技を終えた中では藤田寛之(38)が6アンダーの65で暫定首位に立ち、2打差の同2位に岩田寛(27)が続いている。25日は第1ラウンドの残りと第2ラウンドを行う。

 厚い雲が重くのしかかる空に、心地よい放物線を描いた。インスタートの10番(パー4)。関西初登場の遼クンが、あいさつ代わりのバーディーで観客を沸かせた。

 多くの選手が右の池を警戒して第1打を刻む中、ドライバーでフルスイング。打球は左ラフで止まったが、これも計算どおりだ。

 「10番はピン位置が右奥(手前から17ヤード)だったので(フライヤーになっても)大丈夫。ラフに入ってもいいと思っていました」

 残り82ヤードの第2打(SW)をピン手前4メートルにつけ、スライスラインを簡単に沈めた。13番をボギーとしたものの、まずは納得のイーブンパーで初日の6ホールを終えた。

 この日は午前7時30分に起床し、会場の状況を確認してホテルで待機。午後1時にコースに到着した。その間は先週の『東建ホームメイトカップ』の録画DVDを見て気持ちを盛り上げた。そして「体が固くなるから」と2度も入浴。さらに会場入り後は2度、ドライビングレンジで打ち込んだ。

 “吉兆”かもしれない。悪天候で中止、またはサスペンデッドになった過去の3試合は、優勝した「マンシングウェアKSB」をはじめ、いずれも好成績を残している。

 25日は、第1ラウンドの残りが午前7時に始まる。「不安はありません。午前5時にコース入りします」。“好パターン”に、気合も十分だ。

(大見学)


■遼クンと悪天候

 ★マンシングウェアKSB(07年5月17〜20日) 初日は強風のため中止。最終日に決勝ラウンド36ホールを行い、23位でスタートした第3Rで首位に4打差の9位に浮上、最終Rで66をマークして通算12アンダーで逆転優勝。15歳245日の最年少優勝となった。
 ★フジサンケイクラシック(同年8月30日〜9月2日) 首位に3打差の7位で迎えた第2Rが雨の影響で日没サスペンデッド。第3Rは濃霧順延となり54ホールに短縮され、アマチュアでは大会史上最高位の15位でフィニッシュ。
 ★東建ホームメイトカップ(08年4月17〜20日) 第1、2Rとも日没サスペンデッド。15ホールを消化した初日は首位に1打差の2位、第2日は9番でプロ初のイーグルを奪って暫定首位に立ち、第3Rも首位をキープ。最終Rはスコアを崩して5位と惜敗した。

■日米天才少年競演

 遼クンは来週に出場する「中日クラウンズ」(5月1〜4日)の会場、愛知・名古屋GC和合Cで28日、ハワイの高校生プロ、タッド・フジカワ(17)=米国=と一緒に練習ラウンドを行うことになった。日系米国人のフジカワは、06年の全米オープンに史上最年少の15歳6カ月で出場して話題となった。先週はミッド・パシフィックオープン(ハワイ)でプロ初優勝を遂げている。

◆8オーバーの79で暫定70位の尾崎将司

 「あきまへんなあ。練習させてもらいます」

◆10ホールを残して1オーバーの谷口徹

 「グリーンが重くて、タッチが合わない。もういいわ。高速グリーンになるまで我慢しましょ」

◆遼クンと同組でラウンドした谷原秀人

 「自信があるからだろうけど、いい振りしていましたよ」