2008年04月24日 更新
【国内男子】関西初見参!遼プロが杉原輝雄を見習ってドンと行く

プロアマ戦の6番、遼クンはアイアンを両足の間に入れてリフティングを披露

関西のドン・杉原(右)にあいさつする遼クン(撮影・榎本雅弘)
男子ゴルフの「つるやオープン」は24日、兵庫・山の原GC(6770ヤード、パー71)で開幕する。関西でのツアーに初参戦する最年少プロの石川遼(16)=パナソニック=は23日、プロアマ戦に出場。会場では最年長プロの杉原輝雄(70)と“初対面”し、前立腺がんと闘いながらツアーに参戦する「関西のドン」をお手本に、と敬意を表した。
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扉の向こうから、同じ土俵で戦う54歳上のプロの声がとどろいた。
「遼クン、もうちょい待っときや!」
プロアマ戦を終え、先にインタビューを受けていた遼クンが、杉原の会見室をのぞいたとき、声をかけられた。会見後、いてもたってもいられず、国内56勝、シニア6勝、国際ツアー1勝(1969年香港オープン)を誇る、プロになって52年目の70歳と握手した。
優勝した昨年5月の「マンシングウェアKSBカップ」で、すれ違いざまにあいさつしたことはある。その大会中はまだ無名だったため、杉原はほとんど覚えていない。この日の握手が事実上の初対面。遼クンはちょっぴり恐縮しながら、敬意を表した。
「やっぱりゴルフが好きじゃないと、あれだけ長くゴルフできない。スポーツマンとしての意気込みを感じる。トーナメントに出て最年長で予選を通過すること自体、ゴルフを愛している証拠」
杉原は97年12月に前立腺がんが発覚。手術を回避して、ホルモン注射やドリンク剤を飲みながらツアーを戦ってきた。68歳だった2006年のこの大会2日目には、エージシュートに1打と迫る69で回り、史上最年長で予選を通過。このオフにはがん転移の可能性を指摘されたにもかかわらず、今大会で今季初戦を迎える姿は、お手本だ。
「ぼくも一生、ゴルフを愛すると思うし、ああなりたい」と54年後の自分に思いをめぐらせた。
孫のような後輩プロに、ドンもエールを送る。「優勝したときのスイングよりよくなっている。スイング自体に余裕が出てきた。先週負けて(東建ホームメイト5位)彼のためによかった。いい試練」。大御所からの太鼓判は、関西初参戦の16歳には何より心強い。
「4日間、良いスイングを続ける気持ちを貫く」。最終日に崩れた前週の反省を踏まえ、遼クンが飛ばしに飛ばす。
(大見学)
■遼クン人気対策アラカルト
★ギャラリー 4日間の来場を昨年の1万3292人を大きく上回る2万2000人(前年比170%)と予測。15番では観覧スペースを増やすため、ティーグラウンドを昨年より約8ヤード前方に移した。最終日の観客入場制限も検討。「2万人近く入るようなら考えないと」と大会関係者。入場者制限ならタイガー・ウッズが日本ツアー初参戦した98年「カシオワールド」(1日1万5000人)以来。なお、トイレは例年の約50基から約70基に増加。
★アクセス 会場近くを通る能勢電鉄では、決勝ラウンドの26、27両日は状況次第で2両編成を4両に増やし、できる範囲での増便も予定。最寄り駅の日生中央駅からのギャラリーバスは例年の4台から7台に増やした。
★追加生産 日本ゴルフツアー機構が試合会場で販売する石川の写真入りサポーターズバッジは前週の「東建ホームメイト」で用意した600個のうち500個が売れたため、1000個を追加生産。今大会の売り場に投入される。ちなみに、他選手のバッジは年200個の生産からも人気のほどがわかる。

★遼クン肩もみにジャンボご機嫌
オフに遼クンを指導した尾崎将司は終始ご機嫌で、6番ティーグラウンドでは、カメラマンの前で遼クンと谷口徹に自身の肩をもませるシーンも=写真。「(あんなことをして)殴られるかと思った」と遼クン。そんなまな弟子にジャンボは「一番いいのは振り切り。若いころのおれより速い」と絶賛。ただ、16歳に期待する順位を聞かれると「おれは遼の親戚(しんせき)でも後援会でもない。おれより(順位は)下がいいに決まっている」と周囲を笑わせた。
◆同じく遼クンと同組の谷原秀人
「どんなゴルフをするか見てみたい」
★全米OP日本予選入場者を制限へ
日本ゴルフ協会は23日、5月26日に石川遼が参戦する大阪・茨木CCで開催の全米オープン日本予選を、これまでの入場無制限から1500人に制限すると発表した。入場希望者は往復はがきに住所、氏名、年齢、電話番号を記入。〒104−0031 東京都中央区京橋1−12−5 京橋YSビル2階 日本ゴルフ協会あてに郵送。5月7日消印有効。応募多数の場合、抽選で750人に整理券(1枚2人まで)を発行する。








◆遼クンと回るB・ジョーンズ(豪州)
「彼が出てきて男子も注目されてきた。楽しみ」