2008年04月17日 更新
【国内男子】さあ出陣!石川遼プロ、17日国内ツアーデビュー

プロアマ戦の表彰式に臨む遼クンに、尾崎将(左)は温かい視線を送っていた(撮影・中島信生)

遼クン(中)はプロアマ戦中、肩車された子供に声をかけられてニッコリ。左は萬田久子
さあ、出陣! 男子ゴルフの開幕戦「東建ホームメイトカップ」が、17日から4日間、三重・東建多度CC名古屋(7062ヤード、パー71)で開催される。プロ転向後の国内ツアー初陣となる石川遼(16)=パナソニック=は16日、通算112勝の尾崎将司(61)に太鼓判を押された。
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胸が高鳴る。いよいよ、遼クンが「ツアープロ」としての第一歩を踏み出す。
「気持ちの高ぶりを感じています。いい状態で臨めそうです」
1月10日のプロ転向宣言から約3カ月。初陣を控えて緊張感に包まれている16歳は、さわやかな笑みを浮かべた。
「常に、いいショットができるわけではありません。アイアン、パターよりも、まずはドライバーです。フェアウエーキープ率より、平均飛距離を目指していきたいです」
昨年、出場したツアー8試合のドライバー平均飛距離は293.48ヤードだった。つまり、目指すは『平均300ヤード』。昨シーズン、この数字を記録したのはツアーきっての飛ばし屋、佐藤えいち(300.22ヤード)ただ1人。
決して不可能な目標ではない。ジャンボが“太鼓判”を押した。「ジャストミートする力は、ハンパじゃないよ」。
昨年12月のチャリティーゴルフで一緒になってから、何度となく尾崎将に指導を受けてきた。インターロッキングだったグリップを、オーバーラッピングに替えたのもジャンボの影響だ。伸び盛りの高校2年生。小さくまとめる段階ではない。
「オレの持っているものが100あるとすれば(教えたのは)3つか4つくらいかな? まずは基本に忠実に…ということだね。それにしても、スーパーアイドルの存在は、いい刺激になるよ」
目を細めて見守る61歳のエールを受けて、遼クンは胸を張った。
「できれば、最終日最終組で回りたいです。大きなものを学べますから」
苦戦も予想されるプロ1年目のシーズン。男子ゴルフ界の期待を一身に背負う16歳は、ひたむきに“前”を見つめている。さあ、出陣−。
(稲垣博昭)
★「オレが話題作らないといけない」
遼クンに『太鼓判』を押したジャンボ自身も、闘志満々で開幕戦に臨む。「(オフの)練習は十分やった。アプローチで右手の柔らかさが出てきたね」。昨年は腰痛などで8度の棄権を余儀なくされたが、ことしは毎月1度、痛みをやわらげるブロック注射を打っている。「オレが話題を作らないといけない。NR(棄権)ばかりだと…ね。やる気は人の倍、3倍、5倍あるよ」と02年の全日空オープン以来の優勝に燃えている。
★遼トーク
−−さあ、ツアー開幕戦です
「いい状態で臨めそうです。これから(会見後)の練習で、スイングの精度を磨いていきたいです。(明日は)自分に余裕を持たないでプレーしたいです」
−−練習のチェックポイントは
「ドライバーショットの球数を増やして、緊張しても、いいショットができるように自信をつけたいです。アイアン、パターよりも、まずはドライバーです。フェアウエーキープ率より、平均飛距離を目指していきたいです」
−−いまの気持ちは
「気持ちの高ぶりを感じています。明日(スコアが)良くなくても焦らないように、悪いなりの想定もして(今夜は)しっかりやすみたいです」
−−この大会の抱負は
「できれば、最終日最終組で回りたいです。大きなものを学べますから。(最終日)最終組で回れるように、初日からそれに近い目標を設定したいと思います」
−−今季の目標は
「毎試合、ゴルフを向上させたいです。置きにいくショットをせず少しでも前に進めるようにしたいです」
−−ギャラリーに対して
「常にいいショットができるわけではありません。どんなショットでも、悔しかったり、うれしかったりします。明日は『石川遼』になったつもりで応援してほしいです」
★まずはプロアマ戦で活躍
16日、行われたプロアマ戦には3052人のギャラリーが詰めかけた。昨年(1673人)比でほぼ倍増。“お目当て”の遼クンは、俳優の渡辺裕之(52)、女優の萬田久子(50)らと一緒に回った。「プロにとって、プロアマ戦は大切な仕事です」と心得ている16歳は、ゲストにアドバイスしたり、クラブを取りに走ったり…と“初仕事”をこなした。プレーでも12番から3連続バーディーを奪うなど、好調をアピールした。
◆渡辺裕之
「すごく、さわやか。気配りができるし、強いし、50年に一度の逸材ですね。『(コーチでもある父・勝美さんに)いつまでも頼っていいんでしょうか?』と聞かれたから『ずっと頼っていいんだよ』と答えました」
◆大会には出場しないが、記者クラブの授賞式出席のため会場に現れた青木功
「彼がプロになったことで、ゴルフ界がセンセーショナルになってくれればいいね。ただ、プロの世界は甘くない。苦い水を飲ませられるかもしれないね」
◆昨季の賞金王、谷口徹
「40歳のシーズンだけど、年齢は関係ないと思う。(石川遼について)僕は一緒にプレーしたことがないし…。ルーキーだから未熟な面もあるだろうけど、いいプレーヤーになってほしいですね」
◆予選ラウンドを遼クンと同組で回る昨年大会の覇者、上田諭尉
「以前にも同組でプレーしたことがあるけど、どう変わったかを見たいね。注目度NO.1の組だし、34歳がどれだけ16歳に対抗できるかですね」








◆萬田久子
「いきなり『GOLF5、見てますよ』とあいさつに来て、びっくりしました。本当にさわやかで、しっかりしている。(私が)お母さんより年上だと聞いてショックでした。一緒に回って、若返った気がしますね」