2008年04月15日 更新

【国内男子】遼クン、男子ツアー活性化の“お手本”だ!

“お手本”とされた遼クンは、この日午後、会場コースで練習ラウンドを行った(撮影・中島信生)

“お手本”とされた遼クンは、この日午後、会場コースで練習ラウンドを行った(撮影・中島信生)

 遼クンを見習いましょう。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の小泉直新会長(68)が14日、男子ゴルフの開幕戦「東建ホームメイトカップ」(17〜20日、三重・東建多度CC名古屋)を前に開かれたゴルフツアー選手会総会で挨拶。石川遼(16)=パナソニック=を例に挙げて、意識改革を促した。同大会に出場する遼クンはこの日、会場コースで調整練習を行った。

 男子ツアー活性化の“お手本”です。小泉新会長は約50人の選手を前に、遼クンを絶賛した。

 3月3日に島田幸作前会長(63)のバトンを受けて就任した同会長は『感謝、感激、感動』を柱に、ツアー再建を目指している。この日、スピーチを要請された席は、自らの思いを伝える絶好の機会だった。

 昨年5月、遼クンが優勝した『マンシングウェアKSB』での表彰式スピーチを主題にした。「家族や大会関係者、キャディーに感謝を込めた、素晴らしいスピーチでした。それを例に挙げて話しました」。

 男子ツアーを立て直すために、必要なものは…。トヨタ自動車OBで、日本学生ゴルフ連盟の前理事と「部外者」だった同会長には、JGTO関係者に“見えないもの”が見える。だからこそ、あえて16歳を褒めたたえた。

 「嫌な顔で聞いている人もいましたね。でも私は、厳しいことも平気で言いますから」

 今季の男子ツアーはトヨタ自動車、キヤノン、パナソニックと日本を代表する企業が新規大会を創設する。注目度も高まり「追い風」が吹いてきた今こそ、選手の意識改革は欠かせない。

 総会にはプロ1年生の遼クンも出席していた。「気合の入っている方で、男子ゴルフを盛り上げる人だなと思いました」。照れくさい思いもしたが、自分の立場を心得ている笑顔だった。

(稲垣博昭)

■この日の遼クン

 午前5時30分に父の勝美さん(51)が運転する車で埼玉・松伏町の自宅を出発。正午前に会場コースに到着し、午後からアウトの9ホールを回った。最大瞬間風速12.5メートルの強風が吹き付ける中だったが、用具契約を結んでいるヨネックス社の新AW(プロトタイプ)も試した。「絶対(ファンの期待に)応えてみせます」。開幕戦に向けての闘志も満々だ。