2008年04月07日 更新
【米女子】藍、3オーバーで22位後退も「ベスト10狙う」

17番でサングラスを外してグリーンを見つめる藍(共同)
クラフト・ナビスコ選手権第3日(5日=日本時間6日、米カリフォルニア州ランチョミラージュ、ミッションヒルズCC=6673ヤード、パー72)7位で出た宮里藍(22)は77とスコアを崩し、通算3オーバーで22位に後退した。76の大山志保(30)は通算4オーバーで31位、72で回った横峯さくら(22)は通算5オーバーで42位、76をたたいた上田桃子(21)は通算6オーバーで51位。2年連続賞金女王で2週連続優勝を目指すロレーナ・オチョア(26)=メキシコ=が通算6アンダーで単独首位に立った。
◇
晴れ渡った西海岸の空とは対照的に、藍の表情がにわかに曇った。前日に桃子が池に転がり落とした5番(パー3)のティーショットで、今度は藍がつかまった。
まさかの池ポチャ。ダブルボギーをたたいてイーブンに戻り、後半は3ボギー。この日のスコアは日本勢ワーストの77。通算3オーバーとなり、首位と3打差の7位から22位まで後退した。
「風が強くて、アンラッキーもありました。こういう日もある。仕方ありませんね」
ユーティリティーの3番(U3)でショットする直前に、アゲンストの突風が藍を襲う。軌道の高いショットが風の壁に押し戻され、ボールはグリーン手前の池に直接沈んだ。スタート時は息を潜めていた風が、2番からうなりを上げていた。
「クラブセッティングを間違えたかもしれませんね。こんなに風が吹くと分かっていたら、U3ではなくて、(より距離が出る)5Wを入れていたのに」と悔しがった。
順位は大きく落としたが、落胆はしていない。スコアには直結しなかったが、個々のショットの精度はスランプ時と比べて格段に高まっているからだ。父でコーチの優さん(61)は「かみ合わなかったが、内容は3日間で一番」と評し、娘の現状をゴルフコースから望める山脈を意識したような歌で詠んだ。
「ナビスコの尾根に雪は残れども いつか来るらん雪解けの春」
だからこそ、本人も前を向く。「混戦なので、まだベスト10を狙える位置にいる。(メジャーで)この試合だけ10位以内に入っていないので、いい目標になりますね」
最終日。藍の真価が問われる18ホールになる。
(片倉尚文)
★桃子、最悪4オーバー
桃子は3日間で最悪の4オーバー。4番からの3連続バーディーで通算1アンダーまでスコアを伸ばしながら、10番で第2打をグリーンオーバーさせてボギーをたたいたことを機に大きく崩れた。「前半は良かったのに、あのミスで流れが一変。メジャーの怖さを実感しました。前日までの情けなさと違い、久々に悔しい。最終日はどうすればメジャーで勝てるかを考えながらプレーしたい」と前を向いた。
★さくら、笑顔の42位浮上
さくらは2バーディー、2ボギーの72で回り、通算5オーバーで42位に浮上。予選ラウンドでは精度を欠いたドライバーが本来の調子に戻り、スコアを崩さなかった。「この2日間は自分のベストのプレーを求めすぎた。この難しいコースなら仕方ない、と気持ちを切り替えたのがよかった」と笑顔だった。
★オチョア、71で単独首位に
2年連続賞金女王のオチョアが前日に続いて71と伸び悩みながらも、単独首位に浮上。2週連続優勝&メジャー2勝目にまた一歩近づいた。後半10番から3連続バーディーで独走態勢に入ろうとしたが、15、18番といずれも短いパーパットを外して減速。しかし、「大事なのはトップにいること。前週勝ったことで手応えもつかんでいる」。米ツアー通算20勝目も狙う最終日へ気持ちを奮い立たせた。
◆大山志保は18番(パー5)で第3打を池に入れるなど、2度のダブルボギーが響き、通算4オーバーの31位に後退
「調子は悪くなかったけど、7番で(この日最初の)ダボを打って、張りつめていた気持ちが切れてしまった。メンタル面がよくなかった」








◆A・ソレンスタム(スウェーデン)は4打差の9位
「気分はきょうも良くなかった。でも、まだ少しチャンスはある。あしたはもっといい状態になってほしい」