2008年04月07日 更新

【国内女子】山口裕子が優勝、V賞金で居酒屋開業よ!

 ヤマハレディースオープン最終日(6日、静岡・葛城GC山名C、6523ヤード、パー72)山口裕子(32)が2バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの77とスコアを崩しながらも初日からの首位を守り、通算1オーバーで優勝。7年ぶり2度目のツアー制覇を飾った。2打差の2位は上原彩子(24)と辛R周(27)=韓国=が入った。

 カップまで2メートルのフックラインを沈め、2度目の優勝を決めた山口が、仲間からのウオーターシャワーを笑顔で浴びた。

 「後半乱れて苦しかった。優勝を意識していたわけではないが、しびれてしまったかも…」

 10、12番でダブルボギーをたたくと、14、17番もボギー。苦しんだ7年間よりも「もっと長かった」という後半9ホールだが、追ってくるライバルたちも崩れていった。

 オフは不安でいっぱいだった。練習を積み、筋力トレにも励んだが「本当にボールに当たるか…」。案ずるより産むが易し。開幕戦のダイキンオーキッドレディス初日に3アンダー69をマークして自信を取り戻し、4戦目で優勝を手にした。

 一夜で焼酎のボトルを空けてしまうほどのお酒好き。稼いだ賞金で東京・恵比寿近辺に居酒屋を開くのが夢という32歳は「現役は35歳までと思ったけど、もう少し長くやる」。今季賞金ランクも2077万円で首位に立ち、笑顔で撤回だ。

 酒量をセーブして臨んだ今大会。「今夜はおいしく飲めます」。居酒屋開業に向け(?)、山口が優勝と賞金の上積みを目指す。

(稲垣博昭)

★特注パター

 山口はロフト角0度(通常2〜4度)の特注パターを使用。しかも、普通はストローク時のブレを極力なくすためヘッド後方の左右にウエートを入れるが、これは後方が真っ平ら。「こんなパターを使っている人はいません」とメーカー担当者。日々進化する道具の理論に逆行して優勝した。

■山口 裕子(やまぐち・ひろこ)

 1975(昭和50)年11月19日、埼玉県生まれ、32歳。高校卒業後、千葉・紫CCで修業を積み、2000年にプロテスト合格。01年のSANKYOレディースで初優勝。昨季は賞金ランク24位(約3312万円)。1メートル59、52キロ、血液型O

◆2打差の2位に終わった辛R周(韓国)

 「チャンスはいっぱいあったのに…。仕方ないです。次のチャンスを狙います」

 

◆最終日はパッティングに泣かされ、2位に終わった上原彩子

 「3日間通して3パットが多かった。バーディーをとって貯金ができないと、心に余裕ができない」