2008年04月04日 更新

【米女子】桃子が涙の前日練習!上がらぬ調子にイライラピーク

開幕前のプロアマ戦でイーグルパットを外し、悔しがる桃子。調子が上がらず、その後の練習では涙も見せた(AP)

開幕前のプロアマ戦でイーグルパットを外し、悔しがる桃子。調子が上がらず、その後の練習では涙も見せた(AP)

 【ランチョミラージュ(米カリフォルニア州)3日(日本時間同日深夜)=片倉尚文】女子ゴルフの今季メジャー第1戦が開幕した。日本勢は宮里藍(22)ら4人が出場。前日2日は上田桃子が練習中、思い通りのショットができない歯がゆさから悔し涙を流した。前週の「セーフウェー国際」で米ツアー初の予選落ちを喫したばかり。日の出の勢いだった21歳が試練の時を迎えた。

 桃子の目が赤く潤んでいた。大会とは別のコースでのプロアマ戦を終えた後、練習場で打ち込みを行っていたが、途中で選手サロンに姿を消した。約30分後に戻ってきたときの目は真っ赤。今季初のメジャー開幕を前に、気持ちが乱れた。

 「状態はあまり良くないですね。今週はリズムよくプレーすることがテーマですが、ショットが悪いとリズムも悪くなってしまう。今はふらふらしている感じです」

 前週の「セーフウェー国際」で米ツアー初の予選落ち。今大会を目前にしても調子が上がらず、イライラが募った。現地入りした江連忠コーチ(39)=写真=の指導を受けながら改善を図ったが、思い通りのショットが打てない歯がゆさから、悔し涙があふれていた。

 米ツアー参戦1年目。デビュー戦の「SBSオープン」は5位と大健闘したものの、壁にぶち当たった。言葉の問題も要因の1つで、「(ラウンド中も)英語が話せないのでストレスがたまる。あいさつだけで終わってしまう。もう1つ先に進みたいのですが」と唇をかむ。初めての異国での生活になじめず、そのストレスがプレーに影響している。

 しかし、それでも、がむしゃらに突き進むのが桃子だ。涙を流した後は気持ちを切り替えて、ショットとパットの練習で本番に備えた。「悪くても、それを忘れられるのが彼女の良さであり、強さ」と江連コーチ。

 砂漠のオアシス・パームスプリングズにあり、高級ホテルが立ち並ぶリゾートタウンは、前週のように気分転換のショッピングには最適だが、桃子は「賞金をゲットするまでは行かない。難しいコースセッティングに負けずに強い気持ちでプレーする」と前を向く。

 初の米メジャーで不調を脱し、存在感を放てるか。桃子にとって試金石となる一戦が始まった。

★藍「チャンスある」

 昨年大会15位の宮里藍は2日、大会会場でのプロアマ戦に出場。正確性を取り戻したショットに加え、「パットのフィーリングがすごく良くなって、ラインとタッチが合ってきている。いいイメージで本番に臨めますね」と笑顔を浮かべた。日本選手に対する地元メディアの関心は薄く、公式会見にも招かれなかったが「自分にも(優勝の)チャンスがある試合だと思う。ペースを崩さず、自分の世界をキープして戦いたい」と気合を込めた。

★さくら調整は万全

 昨年大会44位の横峯さくらは、大会会場とは別のコースでプロアマ戦に出場した。日本ツアーは今季2、5、2位と上位をキープ。3月28日に現地入りして調整を続けてきただけにコンディションは万全。「高いモチベーションを維持できている。イーブンパーを目標にして、1つでも縮められたらいいですね」と意気込みを示した。

◆昨年大会47位の大山志保

 「ショットの状態はいい。パット次第ですね。グリーンが速くなってきているので、タッチを合わせていきたい」

◆3年ぶり4度目の大会制覇を目指すアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)

 「調子がいいので、とても楽しみ。自分自身に期待している」

クラフト・ナビスコ選手権・最近の優勝者
優勝者スコア2 位
98P・ハースト281(−7)H・ドブソン
99D・ペパー269(−19)M・マローン
00K・ウェブ274(−14)D・ペパー
01A・ソレンスタム281(−7)福嶋晃子ら4人
02A・ソレンスタム280(−8)L・ノイマン
03P・M・ルブック281(−7)A・ソレンスタム
04グレース朴277(−11)宋 アリ
05A・ソレンスタム273(−15)R・ジョーンズ
06※K・ウェブ279(−9)L・オチョア
07M・プレッセル285(−3)S・ペテルセンら3人
【注】※はプレーオフによる、スコアは優勝者のもの

クラフト・ナビスコ選手権
予選ラウンドの主な組み合わせ
第1日第2日選手名
 9:13(1:13)※12:24(4:24)上田 桃子、金  英
※  21(  21)   32(  34)A・ソレンスタム、金 美賢
※  29(  29)   40(  40)L・オチョア、M・プレッセル
 12:00(4:00)※8:49(0:49)K・ウェブ、N・ガルビス
    08(  08)※  57(  57)P・クリーマー、S・ペテルセン
※   32(  32)9:13(1:13)宮里  藍、李 宣和
※   56(  56)7:53(23:53)横峯さくら、A・シャープ
 13:44(5:44)※8:41(0:41)大山 志保、閔ナオン
【注】※は10番スタート、かっこ内は日本時間で、現地時間プラス16時間