2017.2.17 05:00

【記者の目】霞ヶ関CC騒ぎ、プロセスに密室性なし

【記者の目】

霞ヶ関CC騒ぎ、プロセスに密室性なし

 年明けから一気に広がった霞ヶ関CCの正会員資格を巡る騒ぎには、今もついていけない方も多いのではないか。一部の有志団体が日本外国特派員協会で会見したこともあり、海外でも報じられたが、「男尊女卑」という日本の誤ったイメージとあいまって受け止められたとしたら残念だ。

 会場の最終決定者として承認したはずのIOCが今になって霞ヶ関CCに改善要求を出したが、情報を共有するIGFは、十数回もの視察で何度も正会員資格の説明は受けていた。IOCも「女性の正会員はいないことは分かっていた」としているだけに、責任逃れとの印象はぬぐえない。

 一部で霞ヶ関CCに決定した経緯を問題視する声もあるが、山中氏へのインタビューや関連取材で示されたプロセスに密室性はなかった。「男女差別」「ブラックボックス」といった目を引く言葉ばかりが一人歩きして“炎上”を巻き起こす典型的な例ではないか。

 今回の被害者は突然“汚名”を着せられたプライベートクラブの「霞ヶ関CC」とその会員だろう。タイムリミットが迫る中、東京五輪の成功と五輪でのゴルフ存続のためには、不愉快な思いをしている会員の善意にすがるしかない。 (社会面担当・丸山汎)

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