森田に新たな恋人ができた。30年以上前のオールドパターだ。
「たくさんある中で、目立っていた。打感がいいし、構えたときの安心感もある。インパクトから50センチくらいの転がりが安定しているんです」
前週の「富士通レディース」で千葉滞在中。3月以降優勝がなく試行錯誤していた森田は、会場近くの練習場併設の中古ショップで運命の出合いを果たした。師匠の岡本綾子の全盛期も支えたピン社のパター「B60」。クランクネックで、ヘッドが「B」に見えるのが特徴。昨季約1億2667万円を稼いだ女王が、2980円で購入した。
「プロになって自分のお金でクラブを買ったのは初めて。お店の方もびっくりしていました」
シャフトを換え、鉛を計40グラム貼ってリニューアル。今週投入した。16番で3メートル、17番は6メートルを決めるなど4バーディー。「このスコアはパターのおかげ」とぞっこんだ。
まさにピンときたパター効果。首位と5打差も「ショットが良くなれば…」と手応え十分。格安の新恋人で、V賞金2520万円獲得に自信ありだ。 (臼杵孝志)