ジャンボ尾崎がレギュラーツアー史上2度目のエージシュート!/国内男子

 
国内レギュラーツアーで自身2度目のエージシュートを達成した尾崎将は喜びを爆発させた

 ホンマ・ツアーワールドカップ第2日(6日、愛知・京和CC=7190ヤード、パー71)ツアー通算94勝の尾崎将司(70)=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ=が3バーディー、2ボギーの70をマークし、年齢以下のスコアで18ホールを回るエージシュートを達成した。国内レギュラーツアーでは、尾崎将自身が2013年「つるやオープン」第1日に66歳で62をマークしたのみで2度目の快挙。通算3オーバー99位で予選落ちしたが復活への手応えをつかんだ。宮里優作(37)=フリー=が通算13アンダーで単独首位を守った。

 50センチのパーパットを慎重に沈めると、小雨が降る18番グリーンに大歓声が上がった。70歳の尾崎将が70で回ってエージシュートを達成。4年ぶり2度目の快挙に笑みがこぼれた。

 「ティーショットがここ4、5年で一番よかったね。男子ツアーが低迷している中で、話題を提供できてよかったよ」

 1、3番(パー4)をボギーとしたが崩れなかった。4番(パー4)で第2打を80センチにつけてバーディーを奪うと、8番(パー5)は第3打のアプローチをピタリと寄せた。11番(パー4)で1・5メートルのバーディーパットを入れると、安定した内容でフィニッシュした。

 エージシュートは60代以上でないと達成が困難。コース設定が難しいレギュラーツアーでは珍しい。それだけに池田勇太(31)ら後輩たちから祝福されたが「70でナイスプレーと言われてもな。俺のプライドとしてはどうかな」と“ジャンボ節”も飛び出した。

 「弾道が高くなって飛距離が出るようになった。真っすぐ立って大きい球を打とうというスイングを心掛けた」

 ピンゴルフ社製の「G400LSテックドライバー」を使用。前日はロフト角7・5度で打っていたが、この日は8・5度に変更し会心のショットを連発した。「後半は全盛期をほうふつさせる内容だったね」と自画自賛だ。

 背中や腰の痛みを抱える。月1回は痛み止めの注射を受け、毎週月曜はトレーナーに体を診てもらう。昨季は12試合で9度の途中棄権。今季は「ラストステージ」と引退覚悟で戦う中で、ツアー通算94勝のレジェンドが復活の兆しを見せた。

 「きょうみたいなゴルフができれば、これから楽しみ。もうひとつ上の話題を提供できるように頑張るよ」

 99位で予選落ちしたが手応え十分。次戦は19日開幕の「ブリヂストンオープン」(千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C)に出場予定。今度は60台でエージシュートだ。 (白石大地)

★尾崎将司の前回のエージシュートVTR

 2013年「つるやオープン」第1日。当時66歳の尾崎将は3番(パー4)で1メートルを沈めて最初のバーディーを奪うと、5番(パー3)から4連続バーディー。17番(パー5)ではイーグルを奪い1イーグル、9バーディー、2ボギーで9アンダー62(パー71)をマーク。レギュラーツアー史上初のエージシュートを達成した。

★海外ツアーの主なエージシュート

 ▼米ツアー 1979年に67歳のサム・スニード(米国)が「クアッド・シティーズオープン」の第2ラウンド(R)で67、最終Rで66をマーク。2001年に71歳のアーノルド・パーマー(米国)が「ボブホープ・クライスラークラシック」第4Rに71を出した。

 ▼欧州ツアー 2008年に豪州との共催で行われた「ニュージーランド・オープン」で、71歳のボブ・チャールズ(ニュージーランド)が第2Rから68、71、70と3日連続で達成した。

エージシュート

 自分の年齢以下のストロークで1ラウンド(18ホール)を回ること。ゴルフ規則などに明確な規定はない。60代後半の選手に達成の可能性がある。国内レギュラーツアーでの達成者は、尾崎将司だけ。シニアツアーでは青木功が9度達成している。

尾崎 将司(おざき・まさし)

 1947(昭和22)年1月24日生まれ、70歳。徳島・宍喰町(現海陽町)出身。1964年に徳島・海南高のエースとしてセンバツ優勝。65年にプロ野球・西鉄に入団。3年間在籍した後に退団し69年にプロゴルファーへ転身。71年の「日本プロ」初勝利を皮切りにプロ通算113勝(ツアー通算94勝)で賞金王12度獲得。2010年に世界ゴルフ殿堂入り。1メートル81、90キロ。

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