動画レッスン【Enjoy!Golf】青木瀬令奈の「距離の長いバンカーショット」編

 
必要以上にコックは使わない

 今年6月に念願のツアー初優勝を飾った青木瀬令奈(24)=三和シヤッター工業=が、100切りを目指すアベレージゴルファーへ向けて3回にわたって実践テクニックを伝授する最終回は「距離の長いバンカーショット」。コツはVの字ではなく、Uの字をイメージして打つこと。練習ドリルも合わせて紹介。動画でも詳しく説明しています。 (取材構成・清野邦彦、稲垣博昭)

 ピンまで残り30ヤードから40ヤード、グリーンはやや砲台の場面。距離のあるバンカーショットで一番避けたいのは、手前にボールが落ちてしまうことです。

 通常のバンカーショットのようにコックを使って、砂に潜らせるようにヘッドを使ってVの字に打ってしまうと距離が出ません。そこで私はUの字をイメージして打っています。ボールを前に押し出す力を強くしたいからです。

 〔1〕ボールの後方に立ち、打ち出す方向を確認します。

 〔2〕スタンスの向き、体の向きはいつも通り、目標に向かってスクエアに。

 〔3〕グリップはやや短く握り、フェースは開きすぎない方が距離が出ますので、しっかりピンの方向に向けてください。

 〔4〕スイングはUの字をイメージして、テークバックはまっすぐ引いて、インパクトでは前に押し出します。

 バンカーショットで一番大切なことは、ヘッドをどこに入れるか。特に距離のある場合、コックを使ってクラブヘッドが鋭角に入らないように、球を払うようなイメージで砂を薄く、少なく取るのがポイント。慎重になりすぎてダウンスイングでヘッドスピードが減速しないように、しっかり振り切ることも意識してください。速く振る必要はなく、私は30ヤードなら60ヤードの距離を打つような振り幅で打っています。

 私はバンカー上に、目標方向に直角になるように、10センチぐらいの線を1本引いて、クラブを一定のところに入れる練習をしています。

 線の左側にボールがあると仮定して、線の右側にヘッドが落ちてしまうと、砂を多くとってしまい距離は出ません。できるだけ線の左側の砂を取るようなイメージで、滑らせるような感覚で打ちます。

 クラブヘッドを入れる場所を身につけるこのドリルも合わせて、試してみてください。

青木 瀬令奈(あおき・せれな)

 1993(平成5)年2月8日生まれ、24歳。前橋市出身。7歳でゴルフを始める。2008年「全日本女子パブリックアマ」「全国高校選手権」などで優勝。前橋商高を卒業した11年にプロテスト合格。15年に賞金ランク27位で初の賞金シード。昨季賞金ランク27位。今年6月の「ヨネックスレディス」でツアー初優勝。今季賞金ランク26位(2137万7500円)。得意クラブはウエッジ、パター。家族は両親と姉。1メートル53、50キロ。

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