2008年05月13日 更新

カンニング竹山が映画初主演!寺島しのぶらと互角の演技披露

実力派・寺島しのぶ(左)と夫婦役で、迫真の掛け合いを演じたカンニング竹山

実力派・寺島しのぶ(左)と夫婦役で、迫真の掛け合いを演じたカンニング竹山

 お笑い芸人、カンニング竹山(37)が映画「守護天使」(来春公開)で初主演を飾ることが12日、分かった。監督は昨年「キサラギ」をヒットさせた佐藤祐市氏(45)。共演者は寺島しのぶ(35)ら実力派ぞろいだ。冴えない中年男からヒーローになる役柄で、「お笑いに限界を感じていたし、新しいことをやりたかった」と一念発起し、難仕事に挑む。

 ハゲでデブのさえない中年男が、美人女子高生をピンチから救い、妻の愛を取り戻す−。平成18年の「ラブストーリー大賞」(宝島社など主催)受賞作が原作のラブコメディーで、メタボ芸人がイケてる男に挑戦だ。

 竹山は味わい深い風貌とキャラクターを買われ、ドラマ、映画に多数出演。特にクセのある役どころが多く、映画「嫌われ松子の一生」(18年)では、中谷美紀(32)演じるヒロインにセクハラする教頭役で強烈な印象を与えたばかりだ。

 それでも、生涯初の主演オファーには「ドッキリだと思った」と驚いたという。本当だと分かっても、不安や迷いがあったが「主役って人生一度きりだろうし、面白そう。経験して考えればいい」と走り出した。

 そして、原作を読み「主人公の気持ちが何となくわかる。このキャラクターは俺しかない」とドップリ感情移入。「ちょうど、お笑いの世界は若い芸人がどんどん出てくる。限界を感じていたし、新しいことをやってみたい時期だった」と、快諾した。

 撮影は3月末に始まり、現在も関東近郊で続行。寺島ふんする妻との関係が、「女王様と奴隷みたい。実際の僕と奥さんと結構似ています」と、ますますハマッた様子だ。他の共演者も佐々木蔵之介(40)、大杉漣(56)ら実力派ぞろいだが、「大杉さんとは一番仲良くさせてもらってます」と気負いはなく、楽しげだ。

 竹山を抜擢した佐藤監督は「悲哀があってナイーブなんだろうなと思って、お願いしたけどまさにピッタリ。すごく考えて演じているし芸達者」と絶賛。さらに「後から『僕が育てた』って自慢できる仕上がりにしたい」と、名役者・竹山の誕生に期待を寄せている。

★ビートたけしを目指せ!ドランク・塚地ら芸人続々

 映画界へ進出した芸人は、国際的にも活躍するビートたけし(61)を筆頭に個性派俳優がズラリ。最近では、「松ヶ根乱射事件」(平成19年)などの木村祐一(45)、「フラガール」(平成18年)の南海キャンディーズ・山崎静代(29)ら。佐藤監督の前作「キサラギ」には、ドランクドラゴン・塚地武雅(36)が主要キャストで出演。約25スクリーンの小規模公開ながら、興収1億円の目標を超越する、4.3億円の大ヒットにひと役買った。

■カンニング竹山

 本名・竹山隆範(たけやま・たかのり)昭和46年4月2日、福岡県生まれ。小学校からの同級生の故中島忠幸さんと平成4年、お笑いコンビ・カンニング結成。15年ごろから竹山の“キレ芸”で人気を獲得。18年12月20日、中島さんが白血病ウイルス性肺炎で死去後も「カンニング」を名乗っている。昨年3月30日、約15年の交際を経て年上の一般女性(通称ジュンちゃん)と入籍。