2008年05月10日 更新

「シング・ハーレム・シング!」が10月に日本上陸

ニューヨーク・ハーレムの熱気を直輸入する「シング・ハーレム・シング!」。ド迫力のゴスペルで黒人音楽の歴史を一気に紹介する

ニューヨーク・ハーレムの熱気を直輸入する「シング・ハーレム・シング!」。ド迫力のゴスペルで黒人音楽の歴史を一気に紹介する

 米の黒人女性プロデューサー、ヴァイ・ヒギンセンの新作「シング・ハーレム・シング!」が、10月に日本ツアーを行うことが9日、分かった。「ママ、アイ・ウォント・トゥ・シング」などのヒットメーカーが書き下ろした、黒人音楽50年史のすべてを綴るライブ形式のショーで、テレビ西日本(福岡市)が開局50周年を記念し共同製作。フジテレビなど系列各局の拠点13都市で20公演が行われる。

 ゴスペルからソウル、リズム&ブルースまで、ブラック・ミュージックの伝統と神髄を凝縮した、究極の舞台が上陸する。

 物語はニューヨーク・ハーレムの架空のラジオ局の「開局50周年記念放送」を軸に進行。DJが50年間の黒人音楽史を振り返る形で、「ジョニー・B・グッド」(チャック・ベリー)、「リスペクト」(アレサ・フランクリン)「アイ・フィール・グッド」(ジェームズ・ブラウン)などのヒット曲が、迫力のゴスペルで大合唱される。

 製作はオフ・ブロードウエイミュージカル「ママ、アイ・ウォント・トゥ・シング」(昭和63年日本初演)で、わが国にゴスペル文化を紹介したヴァイ・ヒギンセン。出演は日本でも人気の「ニューヨーク・ハーレム・ゴスペル・シンガーズ」を中心とした黒人ミュージシャンたち。日本からも、吉田美和らとのコラボレーションで知られる実力派歌手、浦嶋りんこが参加する。

 昨年10月26、27日には黒人音楽の殿堂、ニューヨークはアポロシアターで公開リハーサルを開催。ヴァイの新作の噂を聞きつけ殺到した、地元客を大興奮させた。現在はより充実した舞台にさせるべく、細部にわたる最終チェックが行われている。

 ヴァイは「この舞台は、ハーモニーやメロディーにあふれた音楽の祝典です!ハーレムからの素晴らしい音楽を体感しにきてください。きっとあなたの魂を揺さぶるはずです」と、日本の音楽ファンに呼びかけている。

 また、ヴァイと共同製作に名を連ねるのはテレビ西日本。物語の“50年史”は同局の開局50周年をかけたものでもあり、フジテレビほか系列局が協力。各局が拠点都市で公演を主催し、全国13都市20公演という大規模ツアーが実現した。この秋、本物中の本物の迫力と感動が、日本中を熱くするはずだ。

■ヴァイ・ヒギンセン

 ニューヨーク・ハーレム出身、生年非公表。ラジオのパーソナリティ、プロデューサーとして活躍した後、1983年にオフブロードウェイミュージカル「ママ・アイ・ウォント・トゥ・シング」を製作。8年間ものロングランを記録し、一躍ショー・ビジネスを代表する黒人女性となった。芸術家を目指す黒人青年の、育成や就職を支援する非営利団体を組織するなど、黒人社会の尊敬を集めている。