2008年04月16日 更新

連ドラと映画が絡み合う「赤い糸」切っても切れない物語

 昨秋映画化され大ヒットした「恋空」と並ぶ伝説的ケータイ小説「赤い糸」が今冬、フジテレビ系で連続ドラマ化され、同時期に松竹が映画を公開することが15日、分かった。

 「電車男」や「世界の中心で、愛をさけぶ」など、同じ原作を別のキャストでドラマ、映画化した作品は数多い。また、平成4年公開の「パ★テ★オ」は単発ドラマを映画で完結させたが、この「赤い糸」は、どちらとも違う新形態だ。

 キャストとスタッフが全く同じ。ストーリーも絡み合い、トータルで小説の世界観を表現する。

 まず、連続ドラマからスタート。はじめの数話は映画のプロローグにもなる。次に映画公開。並行して放送中のドラマでは、映画のエピソードを詳細に描く。最後はドラマに戻り、映画のその後を描く。ドラマ単体、映画単体でも十分に楽しめるが、両方でおもしろさ倍増、というわけだ。

 同作は中学生の芽衣とアツシがドラッグやレイプ、自殺未遂など困難を乗り越え、結ばれる物語。18年7月下旬にケータイ小説総合サイト「魔法の図書館」ランキングに初登場し、8月1日に1位に。全5巻の書籍は計180万部のベストセラーになっている。

 主演2人と共演者は、若手人気俳優と女優をキャスティング中。映画「電車男」、ドラマ「1リットルの涙」で知られるフジの村上正典氏がメガホンをとる。

★主題歌はHY

 ドラマと映画の共通主題歌は、インディーズ界で圧倒的支持を得る沖縄出身の5人組バンド、HYが書き下ろすことになった。運命の赤い糸をテーマにした彼らのヒット曲「Fortune」が、原作者のメイさんのお気に入りだったことからオファーした。ボーカルの仲宗根泉(24)も小説に感銘を受け、著書に文章を寄せており、楽曲作りにも力が入りそうだ。