2008年03月27日 更新

4時間52分!360度!長渕剛、最新DVDは圧倒的ボリューム

センターステージ(写真下)上から、全周囲を埋めた大観衆を魂の絶唱で圧倒する、長渕の雄姿が満載だ

センターステージ(写真下)上から、全周囲を埋めた大観衆を魂の絶唱で圧倒する、長渕の雄姿が満載だ

 孤高のシンガー・ソングライター、長渕剛(51)の最新DVD「Come on Stand up!」(4月9日発売)の全ぼうが26日、明らかになった。昨年の全国ツアーの模様を収録。ライブ映像2枚に、全19公演の舞台裏を追った256時間分の映像を映画監督、深作健太氏(35)が編集したドキュメンタリーを加えた3枚組。計4時間52分の圧倒的なボリュームだ。

 12年ぶりにセンターステージを復活させ、北海道から沖縄まで全国19公演、15万人を動員したツアーが蘇る。「1年2年かけて全国を回り、100万人と接したかった」という長渕の思いが、3枚組計4時間52分の映像に込められた。

 ライブ映像は、昨年12月のツアー最終公演(東京・代々木)の模様を収録。全周360度から“剛コール”を浴びせ、拳を突き上げる1万2500人の姿は、センターステージならではの絶景。さらにその観衆を「もっと来いや!」と揺さぶり返す、長渕の無尽蔵のエネルギーも圧巻だ。

 収録曲は昨年TOKIOに提供した「青春 SEISYuN」から、定番の「勇次」まで24曲。テスト映像を見た長渕の「曲は切れねえな」という一言で、全曲ノーカット。その結果、DVD2枚分に膨れあがった。

 3枚目は全国19公演の記録、「19R(ラウンド)」だ。編集は深作健太監督。父の故深作欣二監督が、ドラマ「とんぼ」(昭和63年)でヤクザ役を演じた長渕を、「今時珍しく、ちゃんとチンピラができる役者だな」と称賛。それを健太監督が長渕に伝えてから、交友が続いている。

 カメラは1Rに命を削る格闘家のごとく、全公演前に客席を駆け回り、照明や音響スタッフにゲキを飛ばす長渕を追う。256時間にも及ぶテープと格闘した健太監督は、「この驚くべきツアーの熱量を追体験出来た。長渕剛が希代の演出家である事も分かってもらえると思う」と語っている。

 今ツアーの土台となったアルバム「Come on Stand Up!」を、長渕は「日本中に愛と勇気の花を咲かせる爆弾」と呼んだ。あれから1年、くしくも桜の季節に、長渕の「このツアーで、今の日本に本物のミュージシャン魂を突きつける」という使命感も、映像で満開となる。

★感動のステージも収録

 DVDのボーナストラックは、昨年9月30日の大阪城ホール公演のエンディング。大阪のファンに触発され、この夜の長渕は普段以上にエキサイト。4時間近く叫び続け、ラストのバラード「夕焼けの歌」で、ついに声が出なくなってしまった。それでも声を絞り出そうとする長渕を、全方位を囲んだファンが大合唱で支え、曲を完遂させた。アクシデントの1つでもあるが、センターステージだからこそ作れた感動の空間を記録すべく、あえて収録した。


■深作健太(ふかさく・けんた)

 昭和47年9月15日、東京都生まれ。故深作欣二監督と女優、中原早苗の長男。平成15年、「バトル・ロワイアルII」の撮影中に死去した父を継ぎ、共同監督の形でデビュー。ほかに「同じ月を見ている」「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」など。