乙一の「GOTH」、主演は本郷奏多に決定

2008.9.22 05:02

 若者らの間で絶大な人気を誇る作家、乙一氏(おついち=29)の代表作を映画化した「GOTH」(高橋玄監督、12月下旬公開)に、俳優の本郷奏多(かなた=17)と新人女優の高梨臨(りん=19)が主演することが21日、分かった。

 原作は、東野圭吾氏(50)の「容疑者Xの献身」も受賞している本格ミステリ大賞(主催・本格ミステリ作家クラブ)の第3回受賞作(2003年)。人間の暗黒面に異常な興味を示す高校生の男女が、人間や動物から手首を切り取ることが趣味の殺人犯による猟奇的な事件などに次々と巻き込まれていく物語だ。乙一作品の中で最も人気があり、ハリウッドでも早くから映画化に目を付けていたが、その残酷描写などから製作は難航。日本の製作サイドが試行錯誤を重ねた結果、米国より一足早く映画化に漕ぎ着けた。

 主演は、原作のイメージを壊さぬよう、男性側は映画「NANA2」のシン役など役作りに定評のある本郷を、女性側はオーディションで製作サイドが一目ぼれしたという映画経験のない高梨を大抜てき。

 猟奇趣味という難役に、本郷は「まったく役に共感できない」と悩んだが、「だからこそ観客にも内面が分からないキャラになるよう演じました」。初主演の高梨は「何もかも初めてで」と戸惑いながらも熱演し、乙一氏も大満足の仕上がりになったという。

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