【星組】壱城あずさ The name of タカラジェンヌII

2008.8.25 17:31

 宝塚入団を一番支えてくれた父親に芸名をつけてもらいたくて、まかせた。「中性的な芸名が合うのではと、まず『あずさ』を決め、あとは姓名判断などで考えたそうです。『壱』の字が気に入っています」

 愛らしくやさしい顔立ちが印象的な新進の男役。「スカーレット・ピンパーネル」(10月5日まで東京宝塚劇場)で、ピンパーネル団の10人の仲間のひとり、ハルを演じて注目を浴びた。「初めての大きな役で、一番年下の弟キャラ。早替わりも扮装(ふんそう)もあって、楽しいです」

 その新人公演は太っちょのプリンス・オブ・ウェールズ役をひょうきんに演じた。「本公演の組長さん(英真なおき)とはキャラを変えて、ぬいぐるみの好きなお茶目な殿下ってイメージでやりました。インパクトの強い役で好きです」

 3歳から新体操を始め、中学、高校と新体操部一筋。宝塚歌劇は全く知らなかったが、高校2年のとき、母親の知り合いに見せられたビデオ「エクスカリバー」で一気にはまった。「コロッと変わってすぐに受験したんですが落ちて。それが悔しくてもう1回、最後のチャンスに賭けました」

 初舞台は「花の宝塚風土記」で、星組に配属。踊りの役がつくことが多かったが、昨年の「エル・アルコン−鷹−」新人公演のエドウィン役、今年4月のバウホール「アンナ・カレーニナ」のコンスタンチン役など、しだいに重要な役を演じるようになってきた。「コンスタンチン役で初めて1曲を歌ったんです。お芝居も、歌も好きになりました」

 熱望している役は「エリザベート」の皇太子ルドルフ。「男役らしい化粧をもっと研究して、どんな役でもできる、ハートのある舞台人になりたい」そうだ。(平松澄子)

■平成15年入団 神戸市出身

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