宝塚大劇場の雪組公演「マリポーサの花」の公開舞台稽古が6日に行われた。
主人公のネロ(水夏希)は元軍人で今は高級クラブのオーナー。そのかたわら、密輸で巨額の資金作りをしているアウトローの顔を持っているが、じつは世の中の不条理を変えようと闘争心を燃やしていた。
そんな彼を慕うセリア(白羽ゆり)とのラブ・ロマンスを中心に、ネロの友人エスコバル(彩吹真央)、セリアの弟リナレス(音月桂)、セリアらの父親で大プランテーションのオーナー、イスマヨール(未沙のえる=専科)、新聞記者のロジャー(凰稀かなめ)らが、ラテンの音楽にのって繰り広げる物語。
暗く乾いた雰囲気と盆回しの多い場面展開は、いかにも正塚晴彦(作・演出)らしい作品だ。
今回の公演は、古代イスラエルのソロモン王の伝説をモチーフにしたショー「ソロモンの指輪」(荻田浩一作・演出)が先に上演される。30分の短くスピーディーなショーのあとに約2時間のミュージカル「マリポーサの花」というスタイルは、宝塚の長い歴史の中でも初めての試みになるそうだ。
トップスターの水夏希は「ショーは短い分、とても濃密な作品なので、まか不思議な世界に引き込むことができればと思います。ミュージカルは人間の欲望と生命力が渦巻くハードボイルドな作品。私たち出演者にとっても新鮮ですし、また新しい雪組をお見せできるよう、精いっぱい舞台を務めます」とコメントを寄せた。
公演はあす7日が初日で、9月22日まで。東京宝塚劇場公演は10月10日−11月16日。