2018.8.11 05:03

74歳・中村吉右衛門、『九月大歌舞伎』へ決意!「初代の芸を一から見直す」

74歳・中村吉右衛門、『九月大歌舞伎』へ決意!「初代の芸を一から見直す」

「初心にもどる」と九月大歌舞伎への決意を語る吉右衛門 =東京・港区(撮影・川口良介)

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 歌舞伎俳優で人間国宝の二代目中村吉右衛門(74)がこのほど東京都内で取材に応じ、「秀山祭九月大歌舞伎」(9月2~26日、東京・歌舞伎座)の意気込みを語った。

 初代吉右衛門(1954年死去)の功績をたたえる興行で、今年11回目。吉右衛門は、「初心にもどり、初代の芸を一から見直す」と演目を選定した。流刑された俊寛僧都(吉右衛門)の悲哀を描く「俊寛」について、「初代が作り上げ、播磨屋の魂がこもった演目。大切に大切にやっていきたい」と熱演を誓い、「流刑地があるパリ、ローマ、ロンドンでお見せしたい。説明をしなくても、理解してもらえると思う」と欧州公演に意欲を見せた。

 また、13年から脳内出血による筋力低下のため、翌年に予定していた女形の大名跡、中村歌右衛門の七代目襲名を延期している中村福助(57)が、昼の部「金閣寺」に出演することが明らかに。5年ぶりとなる福助の舞台復帰に吉右衛門は「誠に慶事。舞台に出るというその気持ちが、とてもいい方向にいくと思う」と喜んだ。

 初舞台から70年。歌舞伎俳優としての“古希”を迎えた吉右衛門は、「こんなに長くやっているとは思わなかった。目標は80歳で『勧進帳』の弁慶を務めること」と力強く語った。

秀山祭

 名優、初代吉右衛門の生誕120年の2006年に、その功績を顕彰し、芸を継承することを目的として二代目が始めた。「秀山」は初代の俳名。初代にゆかりのある演目が選ばれる。今年は昼の部「金閣寺」、「鬼揃紅葉狩」「河内山」、夜の部「松寿操り三番叟」、「俊寛」、新作歌舞伎舞踊「幽玄」。吉右衛門は「河内山」と「俊寛」に出演する。

  • 「初心にもどる」と九月大歌舞伎への決意を語る吉右衛門=東京・港区(撮影・川口良介)
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