2018.4.14 12:01

カンヌのコンペ部門に日本から2作品が出品、賞に絡めるか?/芸能ショナイ業務話

カンヌのコンペ部門に日本から2作品が出品、賞に絡めるか?/芸能ショナイ業務話

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唐田えりか

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 5月8日にフランスで開幕する「第71回カンヌ国際映画祭」(19日まで)のコンペティション部門に日本から2作品が出品されることが決定した。

 1つは是枝裕和監督の最新作「万引き家族」(6月8日公開)。犯罪でつながる家族の物語だ。

 是枝監督といえば、カンヌの常連。2004年の「誰も知らない」では主演した柳楽優弥が日本人として初めて主演男優賞を獲得。13年には「そして父になる」が審査員賞を受賞している。

 今回の「万引き家族」は、そんな是枝監督が得意とする“家族”の話がテーマ。キャスト陣にはリリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林、松岡茉優ら演技派が名を連ねる。監督が紡ぎ出す重厚な物語がカンヌの人々の心を打つことは必至。今回も何らかの賞に絡むことは、大いに期待できそうだ。

 毎年、カンヌの出品作の発表は日本時間の夜になるため、締め切り時間があるスポーツ紙の映画記者は出稿でバタバタしないように、ある程度、出品作の予想を立てている。

 そういう意味では、是枝監督作のコンペ出品は想定内。“想定外”だったのは、もう一つの作品。濱口竜介監督の「寝ても覚めても」(9月1日公開)だ。

 東出昌大が主演する同作は、昔の恋人と同じ顔の男性に恋をする女性を描くラブストーリー。東出は、ヒロインのかつての恋人でイケメンの自由人と、心優しい堅実な会社員役の一人二役に初挑戦。ヒロインにはソニー損保のCMなどで人気急上昇中の新進女優、唐田えりかが抜擢(ばってき)された。

 ほかにも多くの候補作があった中で、なぜこの作品が選ばれたのか。映画を観ていないので簡単に分析はできないが、きっと物語、もしくは2人の演技に何か光るものがあったのだろう。

 メガホンを執った濱口監督は、約5時間に及ぶ映画「ハッピーアワー」(2015年公開)で起用した演技未経験の日本人女性4人が「第68回ロカルノ国際映画祭」で最優秀女優賞に輝くなど、その手腕には定評がある。東出、唐田も“大化け”した演技を見せている可能性は高い。

 「万引き家族」「寝ても覚めても」の出演者は現在、渡仏に向けてスケジュールを調整中。世界3大映画祭、カンヌの舞台で、まばゆいばかりのカメラのフラッシュと大絶賛の拍手を浴びる役者陣の姿を、今から期待している。(まろ)

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