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【軍事のツボ】北の軍事パレードから考える弾道ミサイル防衛の穴

【軍事のツボ】

北の軍事パレードから考える弾道ミサイル防衛の穴

特集:
軍事のツボ
2月8日のパレードに登場したICBM「火星15」とみられる弾道ミサイルと輸送起立発射機(朝鮮中央通信ホームページから)

2月8日のパレードに登場したICBM「火星15」とみられる弾道ミサイルと輸送起立発射機(朝鮮中央通信ホームページから)【拡大】

 北朝鮮が2月8日に平壌で軍事パレードを行った。昨年4月15日に金日成主席生誕105周年を記念して行って以来で、昨年11月に発射実験を行った大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」も登場させた。こうした弾道ミサイルに対する弾道ミサイル防衛(BMD)に日本も力を入れているが、改めてその有効性を考察したい。

 今回の北のパレードは、韓国で平昌冬季五輪が開幕する前日という“絶妙”なタイミングだった。それはともかく、火星15、火星14、火星12、北極星2に加え、新型の短距離弾道ミサイル(SRBM)らしき弾道ミサイルも登場した。

 火星15は、2017年11月29日に発射実験を行って成功したとし、18年1月1日に金正恩朝鮮労働党委員長が量産化と実戦配備を宣言したが、4発がTEL(輸送起立発射機)に搭載されて行進した。張りぼての可能性もあるが、公表された写真から見分けるのはなかなか難しい。

 マスメディアの注目は火星15に集まりがちだが、日本にとって一番問題なのは、射程が短いものの大量に配備されている準中距離弾道ミサイル(MRBM)「ノドン」級だ。

 ノドンは射程1300~1500キロ前後で、315~450発、TEL50両ほどを保有と推測されている。日本を射程に収めるこのクラスにはノドンの他、北極星2号もある。

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  • 「火星14」とみられる弾道ミサイルはトレーラーに搭載されていた(朝鮮中央通信ホームページから)
  • 現在開発中のSM-3ブロックⅡAの模型。米軍には2018年から、自衛隊には21年から配備が始まる予定(撮影・梶川浩伸)
  • YAL-1A(ノースロップグラマン社ホームページから)
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