2017.12.26 12:00

X JAPANの苦難の歴史を記録したドキュメンタリー映画は不思議とポジティブになれる/週末エンタメ

X JAPANの苦難の歴史を記録したドキュメンタリー映画は不思議とポジティブになれる/週末エンタメ

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週末エンタメ芸能記者コラム
映画「WE ARE X」メーンビジュアル写真

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 ロックバンド、X JAPANの封印された歴史を描くハリウッド製作のドキュメンタリー映画「WE ARE X」のDVD&ブルーレイが12月13日に発売された。

 同作は、2014年10月に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン公演の舞台裏を追いながら、バンドの結成から世界への挑戦、メンバーの脱退、絶頂期の解散、HIDEとTAIJIの死、Toshlの洗脳騒動、復活までをつなぐ構成。これまで封印されていたX JAPANの数奇で壮絶な歴史の真実に迫った内容だ。

 見どころは、ただのバンドの記録映画ではない点だ。米アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞したジョン・バトセック氏が企画、ローリング・ストーンズのドキュメンタリー映画を手掛けたスティーヴン・カイヤック氏が監督を務めるなど、X JAPANに詳しくない外国人が製作しているため、狙った脚色はなく、ありのままの姿を忠実に描いている。

 音楽で結ばれた男たちが、悲しい過去や大きな壁に次々と直面し、幾度となく心に深い傷を負うも、“生きている”ことの大切さをかみしめる…。そんな絶望のふちからはい上がって前に進んでいく姿や仲間との絆を描いており、リーダーのYOSHIKIは「誰かを救えるような希望を与えられる作品にしたかった」と力を込める。

 彼らを知らない人々にはフィクションに思えるほど困難や悲痛な出来事がこれでもかと襲うが、映画はどんな困難が立ちはだかろうと立ち上がる不屈の精神で満ちあふれており、鑑賞後は不思議とポジティブな気持ちになってしまう。

 海外の反響も大きく、これまで米サンダンス映画祭最優秀編集賞を受賞するなど世界21の映画祭で公式上映された。12月13日にDVD&ブルーレイが発売されるや、Amazonなど主要チャートの売り上げランキングで1位を総なめにし、ファンのみならず高い評価を得ている。

 昨今の暗い世相の中、人生に疲弊している人や夢が持てず壁にぶち当たっている人、心に大きな傷を負うなど心の中に闇を抱える人には、ぜひ見てほしい。必ず勇気や希望がもらえて、前向きになれるはずだ。(納村悦子)

  • DVD「WEAREX」ジャケ写
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