2017.11.1 12:00

2人の天才料理人の情熱が、時を超えて料理で繋がる感動の映画「ラストレシピ」/週末エンタメ

2人の天才料理人の情熱が、時を超えて料理で繋がる感動の映画「ラストレシピ」/週末エンタメ

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週末エンタメ芸能記者コラム

 嵐の二宮和也(34)の主演映画「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」が3日に公開。「母と暮せば」(2015年)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した二宮と、「おくりびと」(08年)で米アカデミー賞外国語映画賞に輝いた滝田洋二郎監督(61)の“日米アカデミーコンビ”が初タッグを組んだ話題作だ。

 一度食べた料理の味を完全再現できる絶対味覚(=麒麟の舌)を持つ、時代を超えた2人の料理人を描いた物語。2000年代の日本と、1930年代の満州が舞台の二部構成になっている。

 見どころの1つが料理シーン。「普段はあまり料理をしないので不安だった」という二宮は、料理評論家の服部幸應氏(71)が校長を務める服部栄養専門学校のスタッフの指導のもと猛特訓。左利きの二宮が、冒頭で見せた右手の包丁さばきは見事で、フライパンを巧みに操りオムライスの卵を巻くシーンの撮影は1発OKだった。

 時系列とは逆に「現代編」撮了後に「満州編」でクランクインした西島秀俊(46)は、滝田監督から「二宮さんの演技良かったよ」と声を掛けられ、プレッシャーを感じたという。

 その重圧に負けず、西島は112品目のフルコース「大日本帝国食菜全席」を考案する山形直太朗を熱演。数々の料理に西島は「『見た目だけに徹してもいいのでは?』と思うかもしれませんが、味も本当においしい」と、映像の裏側にわたるこだわりを明かしている。

 9月の会見で二宮は、嵐のメンバーに同作を「お料理エンタテインメント」と紹介していると告白。それとは裏腹に、登場人物の理想や情熱が時代を超えて繋がる展開に引き込まれる「人間ドラマ」でもある。

 二宮が提案した演技を滝田監督が採用したというラストシーンは、企画を担当した作詞家の秋元康氏(59)が「あれは卑怯(ひきょう)」と嫉妬するほど心に染みる。「(この映画で)ミシュランの星を取りたい」と二宮が胸を張る同作は、ミシュランの“映画版”があれば星3つが確実の名作だ。(渡邉尚伸)

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