2017.10.18 12:00

映画「ミックス。」は名画の名場面も“ミックス”/週末エンタメ

映画「ミックス。」は名画の名場面も“ミックス”/週末エンタメ

特集:
週末エンタメ芸能記者コラム

 女優、新垣結衣(29)と俳優、瑛太(34)のW主演映画「ミックス。」(石川淳一監督)は、凸凹コンビが卓球男女混合ペアを組み全日本卓球選手権男女混合(ミックス)ダブルス部門での優勝を目指すという奇想天外のロマンチックコメディーだ。

 天才卓球少女だったOLの多満子(新垣)は誰もがうらやむエリート卓球王子とゴールイン目前、若い美人卓球選手に寝取られてしまう。どん底の多満子は会社をやめて田舎に逃げ帰ることに。しかし、亡き母が経営していた実家の「フラワー卓球クラブ」は活気を失い見る影もない。元プロボクサーの萩原(瑛太)も妻と娘に捨てられ孤独な生活を送っていたが、秘められた計画を胸に「フラワー卓球クラブ」に入会したのだった。

 試合のシーンではドライブ、ブロック、カウンターという卓球技術を駆使したダイナミックなラリーの応酬や迫力のスマッシュが満載。手に汗握るシーンの連続攻撃で観客を圧倒する。

 超激辛中華料理店の店員を演じた蒼井優(32)と森崎博之(45)の熱演も見逃せない。すぐ隣にいた中国人が実はおそるべきキャリアを持っており、「フラワー卓球クラブ」を“超激辛アシスト”するというトランスナショナルな展開は舌がしびれるほどの笑いを巻き起こす。

 また、同作には過去に人気を呼んだ映画のオマージュがたくさん盛り込まれている。不戦敗を重ねるプチトマト農園経営者の姿は「シコふんじゃった。」(1992年)を彷彿させるし、酒を飲み過ぎた多満子が電車の中で気分を悪くするシーンは韓国映画「猟奇的な彼女」(2001年)の冒頭のシーンに重なる。映画「ミックス。」自体が“ミックス”な面白さに彩られているのだ。

 人生の再生をかけた汗と涙の猛特訓は果たして報われるのか。大人をときめかせる“大人キュン”のラストが爽快だ。(鄭孝俊)

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