2017.9.22 12:20

電通社長が違法残業認め謝罪 新入社員が過労自殺、検察側は罰金50万円を求刑

電通社長が違法残業認め謝罪 新入社員が過労自殺、検察側は罰金50万円を求刑

 広告大手電通の違法残業事件で、労働基準法違反罪に問われた法人としての同社の初公判が22日、東京簡裁(菊地努裁判官)で開かれた。山本敏博社長は起訴内容を認め「心からおわび申し上げる」と謝罪した。検察側は罰金50万円を求刑した。公判は結審し、判決は10月6日。

 2015年12月に新入社員の高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺したことに端を発した事件は、働き方改革の議論に大きく影響した。高橋さんの母幸美さん(54)も公判を傍聴した。

 検察側は冒頭陳述で、15年に毎月100人以上の社員が労使協定を超える時間外労働をしていたと指摘し「抜本改革をせず、業務量は変わらないままだった」と述べた。

 山本社長は弁護側の被告人質問で、まつりさんの過労自殺について「尊い命が失われたことを心より申し訳なく思う。このようなことを二度と繰り返さないことが私の最大の責務だ」と話した。

 起訴状によると、電通は高橋さんら社員4人に、労使協定(三六協定)が定めた月50時間を超え、15年10~12月に3時間30分~19時間23分の時間外労働をさせたとしている。

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