2017.7.17 18:30(1/5ページ)

【軍事のツボ】米海軍流作戦術に学ぶ意志決定

【軍事のツボ】

米海軍流作戦術に学ぶ意志決定

開講式であいさつする海自幹部学校長の大塚海夫海将(撮影・梶川浩伸)

開講式であいさつする海自幹部学校長の大塚海夫海将(撮影・梶川浩伸)【拡大】

 現代の軍事行動には人道支援・災害救助活動(HA/DR)が含まれ、複数の国や軍種がともに活動することが一般化している。そうなると対応速度の向上などのため、「思考方法」の共通化は必然。そこで海上自衛隊と米海軍が中心になって、主にアジア太平洋地域の各国海軍を対象に「米海軍流」の問題解決のための思考方法を学ぶ場を作った。ここで学ばれている思考方法は、本来は軍事作戦立案を目的とするが、いろいろと応用が可能という。一体どんなものなのか。今回は少し堅い話。

 この研修は「海軍作戦計画作成手順に関する教育プログラム(APNIC)」と呼ばれている。昨年からこのプログラムは開催されていて、2回目の今年は6月19~30日にかけて、東京・中目黒の海自幹部学校に14カ国36人が集まった。英国、インド、ベトナム、マレーシアなどが初参加し、昨年の8カ国23人から拡大した。階級は部隊での働きがしらとなることが多い大尉や少佐が中心だ。

 研修はまず「米海軍作戦計画作成手順(Navy Planning Process=NPP)」を米海軍大学の教授7人が講義。次いで3グループに分かれて台風被害を想定した多国間での救援計画を策定し、互いにその計画を検証し合うという流れ。

 講義は残念ながら報道公開はされなかったのだが、米海大のジョナサン・ウィル教授が概要を“講義”してくれた。

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  • 米国東海岸のロードアイランド州ニューポート市にある米海大からも校長のジェフリー・ハーリー少将が来日してあいさつをした(撮影・梶川浩伸)
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