2017.5.20 21:49

最後の電王戦 佐藤名人がソフトに完敗「期待に応えられなかったのは残念」/将棋

最後の電王戦 佐藤名人がソフトに完敗「期待に応えられなかったのは残念」/将棋

PONANZAに敗れた佐藤天彦叡王=兵庫県姫路市の姫路城(撮影・宮沢宗士郎)

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 将棋プロ棋士の佐藤天彦名人(29)とコンピューターソフト「PONANZA」の2番勝負、第2期電王戦の第2局は20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、94手で佐藤名人が敗れた。第1局でタイトル保持者としてソフトに初めて負けたのに続き、佐藤名人が2連敗を喫し、最も権威のある名人でもソフトに1勝もできず、大会を終えた。

 プロ棋士とソフトが戦う電王戦は今大会で最後となり、全対戦成績はソフトが14勝5敗1引き分けと大きく勝ち越した。主催するドワンゴの川上量生会長は大会前の会見で「人間とコンピューターが真剣勝負を続けてきたが、役割を終えた」と話していた。

 囲碁では3月、6冠を保持する井山裕太碁聖(27)がソフトに敗れており、これまでプロ同士が名勝負を披露してきた日本の伝統文化でも、コンピューターの実力が人間を上回る形となった。

佐藤天彦名人の話「戦いが始まったあたりは難しい形勢だったが、具体的な順が分からなかった。PONANZAには、自分では思いつかない手を指され、結果的に差が出てしまった。名人としてファンの期待に応えられなかったのは残念です」

ソフトを開発した山本一成さんの話「名人に勝つのは、私だけでなく開発者たちの願いだった。こういう場をつくっていただき光栄です。PONANZAが勝てたのはたまたま。先人たちの知恵に感謝したい」

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