衆院決算行政監視委員会で自民党の瀬戸隆一氏の質問に答弁する安倍晋三首相=国会・衆院第1委員室(撮影・斎藤良雄)【拡大】
安倍晋三首相は17日の衆院決算行政監視委員会で、北朝鮮による軍事パレード実施や弾道ミサイル発射に関し「軍事力を誇示しているが、外交努力を通じて平和を守ることが重要だ」と述べ、「対話と圧力」による解決の必要性を強調した。朝鮮半島有事の際、日本への難民流入を想定した対応を検討していることも明らかにした。
首相は、軍事行動を含め「全ての選択肢がテーブルの上にある」とするトランプ米政権の北朝鮮政策を評価した上で、米韓両国や中国、ロシアと連携し北朝鮮に自制を求めていく考えを表明。
朝鮮半島有事に関しては「避難民の保護に続いて上陸手続き、収容施設の設置、運営、わが国が庇護すべきものに当たるか否かのスクリーニングといった一連の対応を想定している」と説明。在韓邦人の保護についても「必要な準備、検討を行っている」と述べた。
自民党の瀬戸隆一氏への答弁。