2017.2.17 13:48

肺がん疑い放置の男性が死亡 遺族ら、再発防止徹底を要請へ

肺がん疑い放置の男性が死亡 遺族ら、再発防止徹底を要請へ

 東京慈恵会医大病院で肺がんの疑いがあると指摘された男性(72)の画像診断報告書が約1年間放置された問題で、病院は17日、重体となっていた男性が16日に亡くなったと公表した。遺族らは今後、画像診断書の確認不足による事故の再発防止徹底を厚生労働省などに要請する方針だ。病院側は外部委員による調査委員会を立ち上げるという。

 丸毛啓史院長は「ご冥福をお祈りするとともに、肺がんの診断が遅れこのような結果になったことを深くおわび申し上げます。患者さまのご遺志を踏まえ、早急に実効性のある予防策をまとめる所存です」とのコメントを出した。

 男性は2005年、別の病院で点滴用カテーテルの誤挿入後に妻を亡くしており、医療事故被害者らでつくる「医療過誤原告の会」の中心メンバーとして活動していた。

 会長の宮脇正和さん(67)は、事故情報を収集する日本医療機能評価機構(東京)が、全国の病院に画像診断報告書の確認不足に注意する文書を出していたのに徹底されていなかったと指摘。遺族とともに厚労省と機構に対策を要請する考えを示した。

今、あなたにオススメ
Recommended by
  1. サンスポ
  2. 芸能社会
  3. 社会
  4. 肺がん疑い放置の男性が死亡 遺族ら、再発防止徹底を要請へ