2017.1.13 00:05

台湾と日本をつなぐ「地震展」が開幕!

台湾と日本をつなぐ「地震展」が開幕!

左から謝代表、久留島館長、王館長。右端は展示解説を行った国立歴史民俗博物館の荒川章二教授

左から謝代表、久留島館長、王館長。右端は展示解説を行った国立歴史民俗博物館の荒川章二教授【拡大】

 国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で11日、台湾歴史博物館(台南市)の全面協力による特集展示「台湾と日本―震災史とともにたどる近現代―」が開幕した。日台は地震に関しては共通性があり、古きをたずねて新しきを知る(温故知新)ならぬ“温台知新”。台湾の地震を知って、より地震の考察や対策、さらには日台関係への知見を深めようという試みだ。

 台湾は日本と同様に地震が頻発し、20世紀以降、6回の大きな地震に見舞われている。国立歴史民俗博物館の久留島浩館長によれば、関東大震災(1923年)、阪神大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)など大地震が発生するのと呼応するように、10年ほどのスパンで台湾でも大きな地震が起きているという。

 同展では両館の共通課題である、日本列島と台湾をまたぐ海溝帯・地溝帯・断層帯などの地震学的解説、日本の台湾領有期の震災史を貴重な写真とともに紹介。日本植民地時代に起きた1904年から06年にかけての地震は、日本ではほとんど知られていないが、台湾総督府からの報告書(宮内庁所有)に詳細な記録が残されている。

 来日した台湾歴史博物館の王長華(おうちょうか)館長は「とても感動しています。研究成果を人々に伝えるのは、まさに博物館の展示機能。また、歴史を違う視点から見る多様性も感じさせてくれます」。来賓の台北駐日経済文化代表処、謝長廷(しゃちょうてい)代表も「日本はパートナーと言われるが、パートナーの関係を超えて運命共同体。日台の関係がより深くなることを望みます」と話した。

 両博物館は2014年7月に学術研究交流協定を締結。研究員の相互派遣などを行っており、展示企画としては初めての試み。台湾歴史博物館では今年6月17日から半年間、逆に関東、阪神、東日本の各大震災などの資料を展示して地震展を開催する。

【特集展示「台湾と日本―震災史とともにたどる近現代―】

 2月19日(日)まで、国立歴史民俗博物館企画展示室で(千葉県佐倉市城内町117、043・486・0123)。入館料は大人420円。月曜休館

今、あなたにオススメ
Recommended by
  1. サンスポ
  2. 芸能社会
  3. 社会
  4. 台湾と日本をつなぐ「地震展」が開幕!