2016.12.2 02:15

「救助過失」認める、北海道の敗訴確定 遭難死訴訟で最高裁

「救助過失」認める、北海道の敗訴確定 遭難死訴訟で最高裁

 2009年に北海道積丹町の積丹岳で遭難死した男性=当時(38)=の両親が、道警の救助活動が不適切だったとして損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は道の上告を退ける決定をした。11月29日付。過失を認め、道に約1800万円の支払いを命じた二審判決が確定した。

 確定判決によると、死亡した会社員藤原隆一さんは09年1月31日に入山し、悪天候のため山頂付近で遭難した。2月1日に道警の救助隊に発見されたが、下山中に滑落。その救助中、藤原さんを乗せた担架と木を結び付けたひもが外れ、藤原さんは谷底に落ち、翌2日に死亡が確認された。

 一審札幌地裁判決は、最初の滑落は救助隊が進行方向を誤ったのが原因だと過失を認定。二審札幌高裁は、ひもの外れについて、抜けやすい結び方で不適切だったと新たに指摘、賠償額を増やした。

 母親の晴美さん(71)は代理人弁護士を通じ「道警は判決を真摯に受け止め、信頼に応えられる救助隊に生まれ変わってほしい」とのコメントを出した。

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