2016.10.19 17:30

自殺中2写真、賞撤回に批判高まり一転授賞へ 市長が一連の対応を謝罪

自殺中2写真、賞撤回に批判高まり一転授賞へ 市長が一連の対応を謝罪

授与撤回から一転し市長賞を贈られることが発表された、踊りを披露する葛西りまさんの写真=8月15日(遺族提供、画像の一部を加工しています)

授与撤回から一転し市長賞を贈られることが発表された、踊りを披露する葛西りまさんの写真=8月15日(遺族提供、画像の一部を加工しています)【拡大】

 青森県黒石市の祭り「黒石よされ」の写真コンテストを主催した実行委員会は19日、いじめ被害を訴えて8月に自殺した青森市立浪岡中2年の葛西りまさん(13)が被写体となった作品に、最高賞の市長賞を贈ると発表した。内定していた賞の授与を撤回したことに批判が高まり、方針転換を迫られた。

 記者会見した黒石市の高樋憲市長は、一連の対応について「混乱が生じたことを、ご遺族に深くおわび申し上げたい」と謝罪した。遺族や撮影者の意向を確認した上で、授賞を正式決定する。

 りまさんの遺族は取材に「授賞を取り消した理由の説明が二転三転した。対応には納得できない」と話した。

 写真は、りまさんが8月15日、笑顔で踊りを披露している姿を青森市の男性が捉えた。実行委は遺族の了解を得た上で市長賞に内定。しかし実行委メンバーの一部や市長が「賞の趣旨になじまない」などと反対し、発表直前の今月14日、授与を取りやめた。市長賞は「該当なし」とした。

 これを受け、りまさんの遺族は17日、写真や実名を公表し、内定取り消しの経緯を説明。実行委と黒石市には「事なかれ主義だ」などの電話やメールが1300件以上寄せられた。

 高樋市長は一転、授賞を決めた理由に関し、遺族が写真と実名を公表したため、伏せる必要がなくなったと説明した。

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