2016.9.23 17:36

「股のぞき」で視覚に変化…立命館大教授らにイグ・ノーベル賞

「股のぞき」で視覚に変化…立命館大教授らにイグ・ノーベル賞

 ユニークなテーマに取り組む世界の研究者に贈られる今年の「イグ・ノーベル賞」の授賞式が22日、米東部ケンブリッジのハーバード大であった。上半身をかがめて股の間から物を見たら、普段の見え方からどんな変化があるかを研究した立命館大文学部の東山篤規教授(心理学)らが「知覚賞」を受賞した。

 東山教授は「賞をもらえて驚いた。褒めてやろうと言ってくれるのは素直にうれしい」と話した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は10年連続。

 東山教授は「視覚による空間知覚」などが専門で、2006年の論文「股のぞきの世界 大きさの恒常性の低減と見かけの距離の短縮」などの研究が評価された。

 京都府宮津市の天橋立を「股のぞき」の姿勢で眺めると空と海が逆転して特徴的な風景が見えるといわれるように、姿勢によって物の見え方が変化することは昔から知られている。東山教授らは多数の学生ボランティアで実験。頭部が胸より下になる「股のぞき」の姿勢では、見える風景の距離感が正確につかみにくくなることを証明した。

 人間は子供の頃から頭部を上にした姿勢で大きさや距離の知覚を身に付けるため、条件が大きく異なる姿勢では知覚の精度が下がることが原因として考えられるという。(共同)

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