2016.3.31 05:02

女子生徒監禁事件、脱出時の“決め手”「公衆電話」に注目再び

女子生徒監禁事件、脱出時の“決め手”「公衆電話」に注目再び

保護された女子生徒が自ら警察に通報したJR東中野駅の公衆電話

保護された女子生徒が自ら警察に通報したJR東中野駅の公衆電話【拡大】

 行方不明だった埼玉県朝霞市の女子生徒(15)が2年ぶりに保護された事件で、監禁されていた疑いがある生徒が寺内樺風容疑者(23)=未成年者誘拐容疑で逮捕状=と外出した時の状況を「手をつなぎ逃げないようにされていた」と話していることが30日、捜査関係者への取材で分かった。

 女子生徒が東京都中野区のマンションを脱出後、近くの駅の公衆電話から110番して保護されたことで、緊急や災害時の有用性があらためて注目されている。

 1984年度に約93万台の公衆電話があったが、携帯電話の普及で撤去が進み、2014年度末には約18万台まで激減。しかし警察への110番や消防への119番など、公衆電話からの緊急通報は無料で通話できる。災害の発生で通信が規制されても、優先的に電話がかけられる仕組みになっている。

 女子生徒保護を受け、公益財団法人「日本公衆電話会」の広報担当者は、「公衆電話が身の安全を守るのに役立った。広報活動を地道に継続したい」と話している。