2015.5.11 17:20

父の死の直後に放送されていた中居正広の“終活”番組/芸能ショナイ業務話

父の死の直後に放送されていた中居正広の“終活”番組/芸能ショナイ業務話

特集:
芸能ショナイ業務話

 どこのご家庭も、看病や介護は大変なことと思います。SMAPの中居正広氏がラジオ番組で、自身の父・正志(まさし)さんが約2年にわたるがん闘病の末に今年2月に亡くなったことを報告したニュースに触れ、その思いをあらためて強くしました。

 2年前の肺がんからリンパ節転移、喉頭(こうとう)がん発症と壮絶な闘病生活だったようです。中居さんはSMAPとしての仕事に加えて、MCを務める複数のレギュラー番組を抱えており、この2年の間ではワールド・ベースボール・クラシックの公認サポーター、ソチ冬季五輪の番組キャスターも務めていました。

 昨年12月からの3カ月に「4回救急車に乗った」とも明かしていましたが、ちょうどそのころは1月に放送されたドラマ「新ナニワ金融道」の撮影やPR活動もあったはず。正志さんの看病のために仕事を抑えたような形跡はうかがえず、とにかく芸能界で屈指の多忙さの中でも、自ら料理を作ってあげるなど父との時間を大切にしようとした中居氏の心境を考えると、胸が締め付けられるような思いです。

 正志さんは2月19日に亡くなられたのですが、よくよく調べてみるとその2日後の2月21日、フジテレビ系で中居氏がMCを務めた「土曜プレミアム・中居正広の『終活』って何なの?~僕はこうして死にたい~」という番組が放送されていました。

 「終活」とは、「自分自身の人生の終わりを見据えて、前向きに準備することでよりよく生きようとすること」とされています。番組担当者によると放送の1カ月ほど前に収録されていたようですが、少なくとも中居氏は、父の最期がそう遠くはないことを覚悟していた時期だったのではないでしょうか。

 番組は終活の具体的な事例を示しながら、MCの中居氏とゲストが終活について語り合う構成でした。中居氏が「『天国』とは『二人の国』と書く。だから(夫婦)2人で天国へ行きたいのでしょう」と発言した場面もあり、番組担当者によるとゲストの間で「台本にも書いていないのに、中居くんはスゴイことが言える」と話題になっていたほどだったそうです。それだけ、中居氏も「死」や「父の終活」について深く考えていたのでしょう。

 私自身も含め「生き方・死に方」についてさまざまに考えさせられる、中居氏の告白でした。(しのきち)