2014.8.10 05:03(3/3ページ)

“5万回斬られた男”福本清三が「世界の斬られ役」に!初主演映画で主演男優賞

福本清三の主な出演映画

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 映画は京都・太秦を舞台に、時代劇の打ち切りで引退を決意した斬られ役の大部屋俳優(福本)が、新進女優(山本千尋=17)の頼みで指導役となるヒューマンドラマ。関西は6月14日、全国で7月12日に公開された。

 同映画祭史上最年長での主演男優賞受賞に、落合監督は「50年以上、斬られることで主役を引き立ててきた福本さんが海外で受賞されたのは『どこかで誰かが見ていてくれる』というこの作品のテーマそのもの」と興奮を隠せない。

 斬った主役の顔が正面に映るように真後ろへ倒れる柔軟性は今も健在。生涯現役の斬られ役を世界が認めた。

福本清三(ふくもと・せいぞう)

1943(昭和18)年2月3日、兵庫県城崎郡香住町(現・美方郡香美町)出身。中学卒業後、15歳で東映京都撮影所に入社し、いわゆる「大部屋俳優」に。斬られ役専門の俳優として数多くの時代劇映画に出演したほか、やくざ映画にも撃たれ役として登場。死に方の見事さでハリウッドからも注目される。その生き様がバラエティー番組などで取り上げられ、近年は若者からも人気を集めている。1メートル72、血液型B。

(紙面から)