2014.8.10 05:03(2/3ページ)

“5万回斬られた男”福本清三が「世界の斬られ役」に!初主演映画で主演男優賞

初主演映画「太秦ライムライト」で海外から高い評価を得た福本清三(手前)。劇中でもヒロインの山本千尋に見事に斬られる役を熱演

初主演映画「太秦ライムライト」で海外から高い評価を得た福本清三(手前)。劇中でもヒロインの山本千尋に見事に斬られる役を熱演【拡大】

 米俳優、トム・クルーズ(52)主演の「ラストサムライ」(2003年)にも出演した老優が“世界の斬られ役”になった。

 先月17日からモントリオールで開催されていた第18回ファンタジア国際映画祭。この日発表された最優秀主演男優賞には、160本以上の作品の中から審査員満場一致で“5万回斬られた男”が輝いた。

 同映画祭は、ホラーやファンタジー、アクションなどを上映するジャンル映画祭の一つ。日本作品の主演男優、作品賞はいずれも初めてで、「太秦-」は6月下旬の第13回ニューヨーク・アジア映画祭でも最優秀観客賞を受賞しており、これで“世界3冠”となった。

 「最優秀作品賞の評価は、苦労をかけたスタッフ全員の熱意と努力の賜物です。そんな仲間たちに支えられて撮影を全うすることができたに過ぎない私が主演男優賞とは信じられません」

 役者生活50年以上で初の主演映画。驚きの受賞の弁は偽らざる思いだ。6月に京都で行われたジャパンプレミアでも「主役は、芝居も立ち回りもできる二枚目のこと。僕は主役じゃない。今でも斬られ役。携わった皆さんが主役です」と話していた。

 それだけに、「ご選考くださった方々には失礼な話ですが、何かの間違いのように思われ、落ち着かない気持ちでいっぱい。出演者全員でいただいたと受け止めます」と謙虚に喜びを語った。

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