2014.7.23 13:33

キム・ヨナ銀の恨み? 韓国メディアがソトニコワを“一斉攻撃”

 ソチ五輪女子フィギュアの金メダリスト、アデリナ・ソトニコワ(18)=ロシア=が23日、韓国メディアから一斉に“集中砲火”を浴びた。

 ソトニコワは、19日から21日まで長野・ホワイトリングで開催されたアイスショー「THE ICE 2014」に出場。ジャンプで尻もちをついたり、回転不足や着地で乱れるなど大きなミスを連発し、不本意な演技を披露してしまったのだが、これに大喜びで食いついたのが、韓国メディアだった。

 この日、各メディアは「ソトニコワ 日本のアイスショーでジャンプをすべて“失敗” これが金メダリスト?」(ヘラルド経済)、「ソトニコワ フィギュア金メダリストで合ってる?」(スポーツ京郷)、「ソトニコワアイスショー、見るに哀れなほど? 金メダリストの大屈辱!『あんまりだね!』」(MTN)などといった見出しの記事と転倒写真を掲載して、叩きまくっている。

 スポーツ京郷に至っては、「キム・ヨナを実力ではなく、権力で制したアデリナ・ソトニコワは―」という一文で記事を書き始める始末。各記事の中身も「金メダリストにふさわしくない姿を見せ、その実力に疑念を抱かせた」「観客の嘲笑を誘った」などソトニコワを叩きまくる内容がほとんどだ。また、ネットユーザーたちの「これが金メダルとはあきれる」「この子がキム・ヨナに勝ったなんて信じられない!」「本当に恥さらしだね」などといったコメントを引用しながら、溜飲を下げている印象だ。

 確かに、ソトニコワの演技はミスが多く、がっかりした観客がいたことも事実のようだが、今はオフシーズンでもあり、勝負がかかる大会とも違うアイスショーでの演技だけに、韓国メディアのソトニコワ叩きはやや異様に映る。

 もちろん、この背景にあるのは、ソチ五輪で、連覇の期待がかかったキム・ヨナがソトニコワに敗れ、銀メダルに終わったことにある。判定を不服としたヨナファンや韓国のネットユーザーらは、ソトニコワのSNSに抗議や非難のコメントを次々に書き込んだほか、韓国メディアもソトニコワを“攻撃”。その怒りはいまなお収まっていない。

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、日本に対して「加害者と被害者という立場は、千年過ぎても変わらない」と発言して話題となったが、韓国的にいえば、ソトニコワとキム・ヨナの関係は、加害者と被害者の関係といったところ。今後もことあるごとに、ソトニコワ叩きが繰り返されることは必至だ。一日も早くソトニコワが“キム・ヨナ銀の恨み”という呪縛から解き放たれる日が来るのを祈るばかりだ。