2013.1.9 05:04

水嶋ヒロ「黒執事」で3年ぶり俳優本格復帰(2/2ページ)

3年ぶりの映画主演に燃える水嶋ヒロ。脚本作りから参加するほど力が入っている

3年ぶりの映画主演に燃える水嶋ヒロ。脚本作りから参加するほど力が入っている【拡大】

 空白は約3年に及んだ。「長く離れていたので、不安です」。水嶋は素直な心境を明かした。

 主演が決まった「黒執事」はミステリー仕立てのダークファンタジーで、同名人気コミックが原作。水嶋は名門貴族・ファントムハイヴ家に仕える執事、セバスチャン・ミカエリスを演じる。容姿・教養・品位・武術…とすべてにおいて完璧。執事としての業務の裏で複雑な殺人事件を解いていく。さらに、実は人間ではなく正体は悪魔-という裏の顔もある。

 10年9月公開の映画「BECK」以降、俳優としてはミュージックビデオとCMに出演した程度。ベールに包まれた感のあった水嶋を突き動かしたのは、「良い作品との出会い」だった。

 「黒執事」プロデューサーの松橋真三氏(43)が「この役は水嶋ヒロしかいない」と、1年半以上前から熱心にオファー。原作を読んでもらい、何度も打ち合わせを重ねて口説いたという。

 「俳優復帰を決断したことに驚いている気持ちもありますが、本当に良い作品と出会うことで、ここまで自分の気持ちが動くものなのか…」と水嶋。出演を決めて以後は脚本作りにも参加し、松橋氏は「普通の役者ではできないような時間をかけた企画準備から参加し、脚本のアイデアも出してくれた」と明かす。

 4月のクランクインに向け、減量やアクションの特訓に着手。松橋氏によると「シャーロック・ホームズ」シリーズのようなミステリー&サスペンスを目指し、「冒頭シーンは水嶋ヒロの役者復活。1vs多数の派手なアクションを用意している」と力を込めた。

 今後について水嶋は「たった一度の人生なので、これからも気の済むまで興味が湧いたものから順にチャレンジしていきたい」。仕事の質、作品の選択にこだわりながら歩んでいくようだ。

★CMなどには出演

 水嶋は10年9月に当時の所属事務所を退社して以降、同年11月に処女小説「KAGEROU」が第5回ポプラ社小説大賞を受賞して作家デビューを果たした。俳優としては3人組ユニットのgirl next doorの新曲ミュージックビデオ(11年4月発売)出演、mobage(モバゲー)CM出演(11年)がある。

 09年2月に結婚した歌手の絢香(25)は同4月の結婚会見で同年内での活動休止を発表したが、11年末に自主レーベルを立ち上げ活動を再開、11年と昨年のNHK紅白歌合戦に出場した。

「黒執事」

 女流漫画家、枢(とぼそ)やなさん(28)が06年から「月刊Gファンタジー」で連載中のコミック。単行本は15巻まで刊行され累計発行部数は1400万部超。08~10年にTBS系アニメが放送、09年には舞台化された。 映画は映画監督の大谷健太郎氏(47)とアニメーター、さとうけいいち氏(47)が共同監督。原作は19世紀後半の英国が舞台だが、映画は人物像などは原作に沿いつつ舞台を近未来の日本以外の国に移し、物語はオリジナルとなる。

(紙面から)