5代目を受け継ぐ黒谷友香。着物姿とドスが似合います。歴代極妻最長身の友香“姐さん”が新風を吹かせる=撮影・杉山芳明氏((c)2013東映ビデオ)【拡大】
1986年のスタート以来、任侠の世界で生きる女をリアルに描き、人気シリーズとなった極妻の5代目を、黒谷が襲名した。主演は岩下に始まり、2代目に十朱幸代(70)、3代目に三田、4代目に高島礼子(48)と、そうそうたる名前が並ぶ。
高島版の前作「極道の妻たち 情炎」から8年ぶりの復活。そのバトンを受け継いだ黒谷は、日本女性らしい美貌やたたずまいが魅力で、ドラマに映画に幅広く活躍する実力派女優の1人。モデル出身だけに1メートル70の長身は歴代主演女優最高で、極妻にふさわしい存在感を見せる。
製作側は「艶やかな色気」や「アクションに応える運動神経」などをポイントに人選し、「着物姿で見せる艶やかな色気。乗馬もこなしスポーツ万能。大阪育ちで関西弁もバッチリ」と黒谷を起用。「歴代の極妻に引けを取らない姐さんが誕生しました」と明かす。
これまでと異なる点は、タイトルの「妻」の読み方を「おんな」から「つま」に変更。極道を愛した妻(=つま)という家田荘子さん原作のコンセプトにより近づけた。
物語は、京都を舞台に“一生忘れられない”因縁がある組長の妻(黒谷)と別の組長の妻が真剣勝負を繰り広げるという設定。黒谷がドスを効かせた殺陣に挑戦し、「ほれた男」のために生きる極道の妻同士の“女の戦い”が描かれる。
また、シリーズではお約束ともいえるお色気シーンも登場。注目の新たな決めゼリフは「ほれた男のケジメは、女(おなご)がつけさせてもらうで!」で、たんかを切る黒谷の姿に注目だ。
黒谷は「歴史ある『極道の妻たち』を演じられる喜びを感じました」と武者震い。初代の岩下とはプライベートで親交があり、「岩下さんが劇中で着た喪服を私も着たり、衣装も引き継がれていることにも気が引き締まる思いでした」と極妻魂継承を誓った。
★シリーズ15本、累計670万人以上動員
シリーズはこれまで15本を製作。累計動員数は670万人以上、ビデオやDVDなどのソフト販売本は計70万枚を突破している。原作のルポルタージュを執筆した家田荘子さんは「優しい女性と、心の芯でメラメラと燃え上がる激しい愛を持った女性とを同時に演じられたのを拝見したのは初めて。極妻は特別な女性というイメージを黒谷さんは変えてくださいました」と黒谷版極妻を称賛した。
(紙面から)