2012.12.19 05:01

落選閣僚“恨み節”真紀子文科相「自爆テロ解散」(2/2ページ)

解散時には「閣僚だから言わない」としていた恒例の解散の命名について、「自爆テロ解散」とした田中氏(撮影・伊藤壽一郎)

解散時には「閣僚だから言わない」としていた恒例の解散の命名について、「自爆テロ解散」とした田中氏(撮影・伊藤壽一郎)【拡大】

 「朝なのにお通夜みたいだった」と閣議の雰囲気を話したのは、父の角栄元首相の代から60年以上続いた議席を失った田中文科相。18閣僚のうち、森本敏防衛相と立候補しなかった滝実法相を含め、10人が一般人に。憲法は閣僚の過半数は国会議員から選ばなければならないとしており、前代未聞の“違憲閣議”となった。

 自身も落選した藤村修官房長官は、憲法規定について「任命時の規定であり法的に問題ない」としたが、他の落選組からは恨み節が相次いだ。

 田中氏は文科省に戻ってからの会見で、「首相が個人的に追い込まれての解散。私は“自爆テロ解散”だと思っていて、その通りになった」と野田首相を猛批判。自身の今後については「政治は大好きな仕事。いろんなかたちで関わる」と再起を誓った。

 下地幹郎郵政民営化担当相も「税制改正を終わらせた後に選挙をすれば。『近いうち』という言葉に重みを置きすぎた」と野田首相の解散判断を非難した。所属する国民新党も2議席から1議席と敗れ衆参両院で計4人となり「解党という話もあるだろう」と肩を落とした。

 このほか、樽床伸二総務相は「自民党に積極的に投票したというより、わが党におきゅうを据えたという感覚では」と総括。三井辨雄(わきお)厚生労働相にいたっては、今後の身の振り方を「どうしたらいいでしょう」と報道陣に逆質問する始末。「(これから)本格的に勉強できるという時期だったので、少し心残り」と寂しさを隠せない表情だった。

(紙面から)