覚せい剤取締法違反の罪に問われ、9日に有罪判決が言い渡された酒井法子被告(38)の裁判の行方には、海外のメディアも高い関心を寄せていた。中でも酒井被告の人気が高かった台湾や香港などのテレビクルーは、同日早朝から傍聴券を求める長い列に加わっていた。
香港のテレビチャンネルの女性リポーター、キティ・ラウさんもその一人。現地での視聴者の反応について、「台湾、香港などでは、日本と同じく、早くも再デビューの話で持ちきりです。富裕層の間では『3億人民元を積むからコンサートをやってほしい』といった意見が上がっており、たとえ罪があっても話題性がある彼女をイメージキャラクターに使いたいという企業もある」と明かす。
日本での過熱報道と同様、香港でも保釈、初公判と新聞1面を飾ってきた大ニュースだったという。「明日もまた同じかも…。でも、もう飽きましたね」
台湾の24時間放送のテレビ局「中天電視公司」の女性リポーターは、クルーと東京地裁前に陣取り、判決が出るのを見守った。
「台湾のファンクラブの会長は、取材に対して『酒井被告本人から話を聞きたい。(被告が所属していた芸能事務所の)相沢正久副社長とも面会し、実情をもっと知りたい』と話していた。被告は今回、日本のみならず、台湾のファンも裏切った。やはり直接に謝罪してほしいという気持ちが台湾のファンにはあるようだ」と話し、正午からのニュースで裁判の結果を伝えた。
「台湾では多額の借金を背負い、逃げた芸能人が今では復帰を果たし、活躍しているケースがある。酒井被告もいずれ復帰するだろうが、法廷で証言していたように、芸能人が介護の仕事を突然、始めるのは、現実的には難しいのではないか。まずは、謝罪ツアーをやってほしい」と更生を願っていた。