放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会から重大な放送倫理違反があったとして勧告を受けたTBS「みのもんたの朝ズバッ!」について、TBSの石原俊爾社長は2日の定例会見で「勧告を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組づくりに生かしていかなければいけない」と述べた。
同番組で司会のみのもんたさんが不適切な発言をしたことについては「事前の打ち合わせ、事実関係の精査をきちんとやった上で、プロデューサーが(裁判の争点をコメンテーターらに伝えるという)一連の流れがうまくいっていなかった」と釈明。「(裁判の)判断を正確に伝えるため、コメンテーターに事前によく説明し、その上で発言してもらうようにしなくてはいけない」とし、再発防止を図るよう、制作現場に指示したことを明かした。
TBSは昨年2月13日の同番組で、割りばしがのどに刺さった男児が死亡した事故の民事裁判の一審判決の内容を放送。司会のみのさんが「素人でも脳に損傷がないかを考える」などとコメントした。
BPOは同番組について「放送構成、判決要旨のまとめ方において不正確、不公正な報道で重大な放送倫理違反がある」と判断し、10月30日、今回の決定内容を放送するよう同局に勧告した。