カンヌ国際映画祭の最高賞を受賞した「影武者」など黒沢明監督のほとんどの作品で美術を担当、米アカデミー賞にもノミネートされた映画美術監督の村木与四郎(むらき・よしろう)さんが26日午後10時32分、心不全のため東京都世田谷区の自宅で死去した。85歳。東京都出身。葬儀・告別式は31日午後2時から世田谷区砧7の12の22、耕雲寺で。喪主は長男与志(よし)氏。
1948年、黒沢監督の「酔いどれ天使」に美術助手として参加。54年に独り立ちし「生きものの記録」(55年)以降、「用心棒」(61年)「赤ひげ」(65年)など多くの黒沢作品で美術監督を務めた。
綿密な時代考証に基づく大胆な美術で、黒沢監督の演出を引き立てた。「影武者」(80年)「乱」(85年)などで米アカデミー賞美術賞にノミネートされた。
ほかの担当作品に「日本沈没」「四十七人の刺客」「雨あがる」など。