今回は、古代イスラエルのソロモン王の伝説をモチーフにしたショー「ソロモンの指輪」が先に上演される。30分の短くスピーディーなショーのあとに約2時間のミュージカル「マリポーサの花」というスタイルは、宝塚の長い歴史の中でも初めての試みになる。
主人公のネロ(水夏希)は元軍人で今は高級クラブのオーナー。そのかたわら、密輸で巨額の資金作りをしているアウトローの顔を持っているが、じつは世の中の不条理を変えようと闘争心を燃やしていた。
そんな彼を慕うセリア(白羽ゆり)とのラブロマンスを中心に、ネロの友人エスコバル(彩吹真央)、セリアの弟リナレス(音月桂)、セリアらの父親で大プランテーションのオーナー、イスマヨール(未沙のえる=専科)、新聞記者のロジャー(凰稀かなめ)らが、ラテンの音楽にのって繰り広げる物語。
暗く乾いた雰囲気と盆回しの多い場面展開は、いかにも正塚晴彦(作・演出)らしい。
初日の開演前、劇場内で最後のけいこを終えたトップスターの水は、相手役の白羽ゆりとともに報道陣の質問に答え、「よりクオリティーの高い作品にしたい」と、東京公演初日に張り切っていた。
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