シンガー・ソングライター、さだまさし(56)が昭和の大スター、故・美空ひばりさんのカバーアルバムを制作したことが11日、分かった。10月22日発売の「情継 こころをつぐ」で、12の有名曲を収録した。
今年はひばりさんの生誕70周年。これまで、何人かの歌手によるトリビュートアルバムはあるが、単独でカバーし、アルバムとして発売するのは初めてだ。
企画は、ひばりプロ社長の加藤和也氏(37)が同意。5年前から準備が進められた。さだはカバーに尻込みしていたというが、デビュー35周年を迎えた今年初めに決意。レコーディングは原曲を聴かずに参加し、プロデューサーの寺林晁氏、アレンジャーの服部隆之氏と試行錯誤を重ねた末に完成させた。
さだは「あの美空ひばりさんのヒット曲ばかりを歌うなんて恐ろしい企画だった。まねては何の意味もない。だからあえて元を聴かず、譜面通りに歌えば、僕が歌う意味もあるだろうと、決心した」と振り返った。
加藤氏も「久々に素晴らしい音楽に出合えたこと、そして、このアルバムに美空ひばりのにおいを残してくださった、さださんの優しさに、心から感謝しています」と喜んだ。さだの澄みきった歌声にのって今、ひばりワールドが蘇る。