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マツケン、師匠の座頭市を細部まで継承

2008.8.19 05:15
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マツケン、師匠の座頭市を細部まで継承
PVで勝新太郎さんが実際に使っていた仕込み杖を手に座頭市を演じる松平健。スタッフからは「在りし日の勝新さんと、うり二つだ」と驚きの声が漏れた【フォト】

 俳優で歌手、松平健(54)が、付き人をしていた師匠、故勝新太郎さんの当たり役「座頭市」を継承することが18日、分かった。勝さんの未亡人で女優、中村玉緒(69)の許可を得て、名古屋・御園座の来年正月公演で初挑戦する。それに先駆け、9月17日発売の新アルバムに「座頭市子守歌」を収録。プロモーションビデオ(PV)でも座頭市を演じ、耳を動かす演技など細部に至るまでこだわった。

 盲目の居合い抜きの達人、座頭市がマツケンでよみがえる。勝さんが31歳になる昭和37年に映画第1作が公開されて以来、勝さんの当たり役として26作品が上映され、テレビドラマ化もされた時代劇の名作だ。

 ただ、座頭市=勝新のイメージが強すぎてか、平成9年の勝さんの他界後はビートたけしが映画(15年公開)、哀川翔が舞台(19年上演)で演じたぐらいしかない。松平にとっても、恩人の代名詞でもある座頭市はふれられない聖域だった。

 昭和49年、勝さんは売れない劇団員だった松平を見いだし、勝プロに移籍させ、付き人をさせながら自ら主演したドラマ「座頭市物語」で初めてテレビ出演させた。それがきっかけで、3年後に松平は「暴れん坊将軍」に主演。以来、時代劇になくてはならない俳優の1人に成長した。

 来年35周年を迎えるにあたり、松平はここまで長く俳優を続けてこられたことに対する勝さんへの恩返しをしたいと、自ら封印を解いた。昨年11月、意を決して中村玉緒のもとを訪ねて許しを請い、座長を務める正月舞台の演目に選んだ。

 さらに、9月17日に発売する4年ぶりの新アルバム「Sing&Act〜松平健 華麗なる11変化」(エイベックス、3500円)の収録曲の1つに、勝さんがシリーズの主題歌として歌った「座頭市子守唄」をカバー。収録曲のPVを集めた付録DVDでも、一足早く座頭市を演じた。

 先月行われた収録で松平は、実際に勝さんが使っていた仕込み杖を勝プロから借り受け、「非常に重みを感じて、やる気と感動を覚えました」と熱演。また、耳を動かす演技では、勝さんがやっていたのと同じように、割りばしを見えないように使って演じるなど細部にまでこだわった。

 聖域を演じることに、松平は「勝先生のイメージを壊さないよう大切に、しかも自分なりの座頭市を表現したい」と天国の恩師に誓いを立てた。

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マツケン、師匠の座頭市を細部まで継承
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